2.5 切り戻しで秋まで繰り返し咲き誇る「宿根サルビア」
夏から秋にかけての長期間、お庭のメインとして活躍してくれるのが宿根サルビアです。
風にそよぐ美しい縦のラインと豊富な色合いで、お庭をキリッと引き締めてくれます。
秋の庭に映える紫の「アメジストセージ」、赤と白のツートンカラーが愛らしい「チェリーセージ」など品種のバリエーションも豊富で、ナチュラルな雰囲気を演出するのにぴったりです。
環境が合えば、毎年大株になって見応えを増していきます。
育てる際は、日当たりと風通しの良い場所を選んで蒸れを防ぐのがコツです。
初夏の一番花が終わったあとに思い切って半分ほどに切り戻しをすれば、そこから新しい脇芽が伸びて再び花芽をつけ、秋にまた美しい花を咲かせてくれますよ。
※参考価格:300円~700円(3号ポット苗)
3. まとめにかえて
今回は、本格的な夏を前にしたいまの時期に植えておきたい、ローメンテで野趣あふれる多年草(宿根草)を5種類ご紹介しました。
近年の過酷な日本の夏ですが、いまのうちに耐暑性の高い頑健な多年草を選んでおくことで、過酷な夏場の水やりやお手入れの手間を大幅に減らすことができます。さらに、一度環境に根付けば、毎年季節が巡るたびに自然な魅力あふれる姿を見せてくれるのも嬉しいポイントです。
エキナセアやアガパンサスのように主役となるお花と、ガウラやカラミンサのようにふんわりと空間を繋いでくれる植物を組み合わせれば、視覚的にも涼やかでバランスの良いお庭になりますよ。
本格的な夏が始まる前のこの季節に、ぜひお気に入りの多年草を迎え入れて、暑さに負けないタフでセンスの良いガーデンを仕立ててみてくださいね。
3.1 【読者のみなさまへ】楽しく安全にガーデニングを楽しむために
- 植物は生き物です。本記事で紹介している育て方は一般的な目安であり、お住まいの地域の気候や、育てる場所の日照条件、苗の個体差などによって、開花時期や生育スピードが異なります。記事の記載通りに管理しても、必ずしもうまく育つとは限りませんのであらかじめご了承ください。
- 植物や品種ごとの詳しい管理方法や最新の注意点については、購入時に付属している「品種タグ(ラベル)」や説明書を必ずご確認ください。
- 植物の中には、人間やペットにとって有害な成分を含むものがあります。特に小さなお子様やペットがいるご家庭では、誤飲・誤食などのトラブルを防ぐため、植え場所や置き場所、管理に十分ご注意ください。
- 植物のトゲや、剪定・植え替え時に出る樹液に触れることで、ケガやかぶれを引き起こす場合があります。お手入れの際は、園芸用手袋などの着用をおすすめします。
- 品種登録されている植物(「PVP」マークがあるものや、農林水産省の「流通品種データベース」に登録されているもの)を、挿し木や株分けなどで増殖させる行為は、ご自宅などで個人的に楽しむ範囲にとどめてください。無断で他者へ譲渡(有償・無償問わず)したり、フリマアプリ等で販売したりすることは種苗法により法律で禁止されています。(参考:農林水産省 品種登録ホームページ )
- 繁殖力の強い植物(一部のハーブ類やグランドカバーなど)を地植えにする際は、ご自宅の敷地外や自然界へ広がってしまわないよう、根域制限などの適切な管理や周囲へのご配慮をお願いいたします。
- 記事で紹介する商品情報および価格などは、執筆時点のものです。閲覧時点においては、販売状況や価格等が異なる可能性がございます。また、「参考価格」として記載している草花については、販売店や苗のサイズ・状態によって実際の店頭価格と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
- 記事で紹介する一年草には、本来は多年草でも「日本の気候では一年草扱い」とされている植物も含まれています。
- 集合住宅でガーデニングを始める際は、必ず事前にお住まいの物件の管理規約を確認しておきましょう。避難経路の確保や排水口の管理、床面の重量制限といったルールを守り、近隣への配慮を心がけることが、美しいベランダガーデンを長く楽しむための大切なポイントです。

