自己分析は、自分自身と向き合う時間でもあります。そして、自分の長所や短所を探すだけではありません。自分自身の性格、好きなこと、苦手なことなど、突き詰めて分析していくと自分が本当にやりたい仕事が見えてきます。

やりたい仕事が明確になると、志望動機もはっきりとしてきて面接官を納得させることもできます。

それだけではなく、自己分析は、面接で想定外の質問をされたときに臨機応変に答えられるよう、引き出しの数を増やす作業でもあります。

なぜなら自己分析で自分を深く掘り下げると、自分自身という人間がどういう人で、その性格からどのような考え方を持ち行動するのかわかってくるからです。

まだ内定を獲得できていない学生は、もう一度自分自身の経験やそれをもとにした考え方などを振り返ってみましょう。

「内定を得る」その先の目標が明確でない

学生にとっての就活は「内定の獲得」がゴールであり、就活終了のタイミングとなります。内定さえもらえれば卒業まで気持ちに余裕をもって過ごせるし、実際にすでに内定を得た周りの友人を見ても、残りの学生生活を満喫しているようにも見えます。

学生のうちは内定がゴールでも、卒業後は会社員生活が始まります。何年、何十年になるかわかりませんが、退職するまで仕事はずっと続きます。

そこで実現したい目標はありますか?「内定を得ること」だけが目的になっていないか、立ち止まって考えてみましょう。

すでに内定を獲得している学生は、内定を得た後の目標を見据えている方がほとんどです。内定を得たその先の目標を考えてみると、自分の就活方法をどのように立て直していけばいいか、見えてくるかもしれませんよ。

まとめ

就活に限らず、なにか物事がうまくいかない時は戦略の立て直しを余儀なくされるものです。就活も、うまくいかなければそれまで通りのやり方で本当にいいのかどうか、今までのやり方のどこに問題があったのかを振り返り、作戦を練り直すことが大切です。

自分を受け入れてくれる会社に出会うためにも、これまでの就活法を振り返って改善するべきところを見つけ、戦略的に就活を進めましょう。

【参考】
就職プロセス調査(2020年卒)【確報版】』リクルートキャリア

林 加奈