㈱リクルートキャリアの『就職プロセス調査(2020年卒)』によると、2019年7月1日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率は85.1%と、2012年の調査開始以来過去最高を記録しました。多くの就活生が内定を獲得しているようです。

一方で、およそ15%程度の学生がまだ内定を獲得しておらず、就活を続けていることがわかります。

少しでも早く就活を終わらせたい方は、まずは戦略の見直しをしてみませんか?

ここでは、内定がもらえない学生が陥りがちな就活法をご紹介します。

大企業ばかりにエントリーしている

周りの友人に誰もが知る有名企業に内定した人が何人もいると、やはりうらやましくなるものでしょう。そして、自分も大企業に入社して親を安心させたい、安定した収入を得たいと思うかもしれません。

深刻な人手不足により、ここ数年、就活は売り手市場です。社員を募集してもなかなか人材が集まらない企業はたくさんあります。

とはいえ、大企業は景気に関係なく就職先として常に人気があり、エントリーする学生は今も非常に多いのが現実です。その中から採用されるのはごく一部の学生だけで、よほど優秀な人材でなければ内定を獲得するのは至難の業でしょう。

大企業でなくても、業績や社員の給与、待遇、社会貢献において優れている中小企業はごまんとあります。中小企業でも自分がやりたい仕事ができたり、自己実現できたりする会社が見つかるはずです。

大企業に絞って就活をしている人は、大企業に入社することが目的になっているかもしれません。中小企業にも選択肢を広げて探してみることをおすすめします。

どうしても大企業を諦められないという方は、大企業の子会社を就職先として見据えるか、卒業後は中小企業に就職して、社会人経験を積んでから大企業に転職する方法もありますよ。

自己分析が不十分 自分自身を掘り下げて面接での質問に備えよう