2026年5月15日、日経平均株価は前日比1,244.76円安(▲1.99%)の61,409円で取引を終えました。
TOPIXは同15.30安(▲0.39%)の3,863.97ポイント。
今回は、大引け後に2026年3月期通期決算を発表したキオクシアホールディングス(285A)の株価や年間の値動きについて解説します。
※株式分割が実施された場合は、分割前の株価についても遡及して分割後の調整値を採用しています
1. 2026年5月15日のキオクシアHDの株価終値は44,450円
キオクシアHDの株式取引概況は以下の通りです。
株価の一日の推移や出来高などをみていきましょう。
- 株価(終値):44,450円
- 前日比:▲8.27%
- 始値:48,460円
- 高値:48,470円
- 安値:42,100円
- 出来高:37,961,800株
- 時価総額:24,273,536百万円
- 売買代金:1,715,647百万円
- PER(予想):52.92倍
- PBR(実績):24.73倍
長期金利の上昇が進み警戒感が強まったことや、連日の上昇で過熱感が出てきたことを背景に、半導体関連銘柄の売りが目立ちました。
こうした流れを受けて、キオクシアHDも大きく続落しました。
1.1 引け後に2026年3月期通期決算を発表、最終利益が前年の2倍に
キオクシアホールディングスが15日に発表した2026年3月期決算は、生成AI需要の爆発的な拡大を背景に、売上・利益ともに記録的な水準となりました。
【2026年3月期 連結実績】
- 売上収益:2兆3376億円(前期比37.0%増)
- 営業利益:8703億円(同92.7%増)
- 当期利益:5544億円(同103.6%増)
顧客の在庫調整完了に加え、市場拡大によるAI向けデータセンターでの平均販売単価上昇などが大幅な増収増益に寄与しました。
続く2027年3月期第1四半期も、旺盛なAI需要継続により売上収益1.75兆円、営業利益1.29兆円とさらなる成長を予測しています。
また、財務健全化に向けた借入金の繰上返済やNanya Technologyの株式取得など、攻守両面の施策が鮮明となっています。
2. キオクシアHDの1年間の株価推移【2026年5月15日時点】
キオクシアホールディングスの株価の1年間の値動きを見ていきましょう。
長期記憶に使うNAND型フラッシュメモリーを手掛ける同社は、国内最大級のIPOとして鳴り物入りで2024年12月18日に上場しました。
もっとも初値は公開価格をわずかに下回る1440円と、苦しいスタートとなりました。上場当初はメモリ市況の不透明感や大株主であるベインキャピタルによる売出し規模の大きさが意識され、しばらくは公開価格近辺での一進一退が続きました。
転機が訪れたのは2025年に入ってからです。AIサーバー向けの大容量SSD需要が伸びていることを背景に、2月14日に発表された2025年3月期第3四半期累計決算で、売上高・純利益ともに大幅増となり、劇的な黒字転換を果たしたことが好感されました。
その後は、生成AIの普及に伴うデータセンター投資の加速を背景にもみ合いながらも右肩上がりで上昇し続けます。
5月14日には一時53,490円をつけ、上場来高値を更新しました。
ただ、5万円到達の達成感からか、この後は大きく下落方向での調整となりました。
好決算の発表を受けて週明けの株価動向が注目されます。
キオクシアホールディングスの株価推移(1年間)1/1
出所:各種資料をもとに筆者作成
3. キオクシアHDの企業概要
キオクシアHDの企業概要をおさらいします。
- 業種:電気機器
- 設立年月日:2019年3月1日
- 上場市場:東証プライム
- 上場年月日:2024年12月18日
- 決算時期:3月
- EPS(基本的1株当たり当期利益):1,024.07円
最後に株式投資関連の用語を分かりやすく解説します。
4. 用語解説 株式投資関連の用語を分かりやすく解説
4.1 出来高とは
証券取引所で売買された株式の数量。例えば、買い100株、売り100株の注文のもと取引が成立した場合、出来高は100株となります。
4.2 時価総額とは
上場企業の株価と発行済み株式数を掛け合わせたもの。企業価値を測るひとつの尺度として見られる。
4.3 PERとは
株価を1株当たりの当期純利益で割ったもの。同業他社の水準と比較したりするなどして、今の株価が割安か割高かを考える際に使用する。
4.4 PBRとは
株価を1株当たり純資産で割ったもの。帳簿上の純資産に対し、何倍の時価が付いているかという指標ともいえる。上記のPERと同様、今の株価が割安か割高かを考える際に使用する。
4.5 配当利回りとは
1株当たり年間配当金を株価で割ったもの。投資のリターンのひとつであるインカムゲインについて、投資対効果を考えるうえで参考にする。
4.6 日経平均株価とは
日本経済新聞社が算出している日本の株式市場の株価指数。東京証券取引所プライム市場に上場する株式のうち、流動性の高い225銘柄で構成されている。
4.7 TOPIXとは
東京証券取引所プライム市場上場株式銘柄や、旧第一部に上場していたスタンダード市場上場株式銘柄を対象に、日本取引所グループが算出している株価指数。株式の時価総額の合計を終値ベースで評価し、基準日である1968年1月4日の時価総額を100として指数化されている。
【免責事項】 本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の株式の購入や売却について助言や推奨するものではありません。本記事上の情報に起因、また関連して生じた損害や損失に関しては一切の責任を負いません。投資判断は最新の決算資料や市場動向などをご自身でご確認の上、自己責任で行ってください。 株主優待の内容や条件などは変更される可能性があるため、必ず公式サイトでご確認ください。
参考資料