2. 個人向け国債のメリット

個人向け国債は、投資に慣れていない人でも安心して利用できるメリットが多くあります。今回は、主なメリットを簡単に解説していきます。

今月募集の個人向け国債2/3

今月募集の個人向け国債

出所:財務省「個人向け国債」

2.1 国発行だから元本割れの心配がない

国債は、その名の通り「国(日本国)」が発行する債券です。投資家が国にお金を貸し、一定期間ごとに利息を受け取り、満期になれば元本が返ってくるという仕組みであり、国が元本の償還を保証してくれているため、日本が破綻しない限り、基本的に元本割れの心配がありません。株式や投資信託のように日々の値動きで資産が目減りするストレスがなく、満期まで保有していなくても(原則として発行から1年経過すれば)、元本部分は損なわれることなく返還されます。

そのため、投資初心者であっても安心して購入をすることができる商品と言えます。

2.2 最低金利保証あり

現在の日本は金利が回復傾向にあり、個人向け国債は1%以上の金利を保持していますが、かつてはほぼゼロ金利で推移していたため、国債の基準金利も0%前後で推移していたこともありました。

しかし、個人向け国債はいかなる経済状況下でも「年率0.05%」の最低金利が保証されているため、わずかでもプラスの利益を確実に得ることができます。

2.3 売買の最小単位が「1万円」

「投資」と聞くとまとまった大きな資金が必要なイメージを持つ方もいるかもしれませんが、個人向け国債は「1万円単位」で購入・換金することができます。少額でも投資を開始することができて、満期を待たずに途中換金する際も、一部分のみで換金ができるため、誰でも気軽に始めることができます。

2.4 発行から1年経過すれば中途換金が可能

個人向け国債には「変動10年」「固定5年」「固定3年」の3種類がありますが、いずれも発行から1年が経過すれば中途換金が可能です。

ただし、中途換金時には「直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685」が差し引かれます。

万が一急にお金が必要になった場合でも、元本1万円分から換金が可能なため、安心して購入することができます。

2.5 毎月発行される

個人向け国債は年12回、毎月発行されています。発行ごとに金利や購入期間が設定されており、スケジュールは月によって異なります。購入期間は数週間〜1か月程度となることが一般的なため、内容を確認しながら検討することが大切です。

自分の好きなタイミングで、良いと思った種類を、好きな金額だけ購入することができるため、自由度が高く使い勝手の良い金融商品です。