4.2 「国民年金」の男女別平均年金月額・受給額分布をチェック

国民年金の平均額(全年齢)10/11

国民年金の平均額(全年齢)

出所:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

  • 〈全体〉平均年金月額:5万9310円
  • 〈男性〉平均年金月額:6万1595円
  • 〈女性〉平均年金月額:5万7582円

受給額分布(1万円刻み)

  • 1万円未満:5万1828人
  • 1万円以上~2万円未満:21万3583人
  • 2万円以上~3万円未満:68万4559人
  • 3万円以上~4万円未満:206万1539人
  • 4万円以上~5万円未満:388万83人
  • 5万円以上~6万円未満:641万228人
  • 6万円以上~7万円未満:1715万5059人
  • 7万円以上~:299万7738人

国民年金の平均年金月額は全体で5万円台となっています。

受給者数が最も多かったのは「6万円以上~7万円未満」の層で、多くの人が満額に近い年金額を受給していることがうかがえます。

5. 年金だけで暮らせる?老後生活の分かれ目とは

「厚生年金は平均約15万円、国民年金は平均約6万円」と聞くと、「年金だけで生活できるのだろうか」と不安に感じる方も多いでしょう。

ただし、同じ年金額でも、老後の暮らしやすさには大きな差が生まれます。

その理由の一つが「住居費」です。

持ち家で住宅ローンを完済している世帯は、毎月の固定費を抑えやすい一方、賃貸住宅の場合は家賃負担が続くため、年金収入だけでは家計が厳しくなるケースもあります。

また、退職金や預貯金などの資産状況も無視できません。

現役時代に資産形成を進めていた世帯は、年金だけで不足する部分を補いやすく、精神的な安心感にもつながります。

加えて、近年では定年後も働きながら年金を受給するシニアも増えています。

再雇用やパート勤務によって収入を補うことで、老後の生活に余裕を持たせているケースも少なくありません。

つまり、老後生活の実態は「年金額の多い・少ない」だけでは決まりません。

では、実際に現在のシニア世帯は、自分たちの暮らし向きをどのように感じているのでしょうか。

次章では、高齢者世帯の生活意識調査から、リアルな生活事情を見ていきます。