3. 【高額療養費制度】負担増だけじゃない!新設「年間上限額」のメリットもあり!
今回の改正で最も注目すべきは、新たに導入される「年間上限額」です。月額上限が上がることで、1回あたりの入院費用などは増えることになりますが、難病などで治療が長引く方にとっては、1年間を通じた合計額が一定以上にならないよう守られます。
3.1 長期療養者を守る!新ルール「年間上限額」の仕組み
例えば、年収約370万から770万円の区分では月額限度額が引き上げられますが、年間の支払合計が一定額(※現時点の試算イメージで月額平均9万2500円程度など)を超えないよう調整される見込みです。また、長期療養による家計負担を軽減するための「多数回該当」については、現時点では負担軽減額を据え置く方向で調整されており、継続的な治療が必要な患者の負担感に配慮した形となっています。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年9月2日更新)