日々の暮らしの中で、物価の上昇とともに気になるのが住宅ローンの金利動向ではないでしょうか。長らく続いてきた低金利環境に変化の兆しが見え始め、現在変動金利で借り入れをしている方や、これから住宅購入を検討している方にとって、将来的な返済額の増減は家計を左右する重要な関心事です。
もし、将来的に金利が上昇した場合、具体的に毎月の住居費にはどのような影響が出るのでしょうか。今回は、ローン残高3,000万円のモデルケースを用い、金利が1%上昇した際の返済額の変化を具体的に算出しました。冷静に将来の計画を立てるための参考にしてください。
1. 固定金利(フラット35)の現状と推移
住宅ローンの指標の一つである固定金利の代表格「フラット35」の金利水準は、市場金利の動向を反映し、ここ数年で緩やかな上昇傾向にあります。変動金利に先行して動く性質がある固定金利の推移を見ることで、将来的な金利環境を予測する一つの目安となります。
かつての歴史的な低水準と比較すると、わずかずつではありますがベースが上がっており、固定金利での借り換えや新規借り入れを検討する際には、こうした推移を適時確認することが欠かせません。変動金利を利用している場合も、この動きは無関係ではなく、金利上昇の可能性を視野に入れた家計管理が求められる局面といえるでしょう。
