新緑が目に鮮やかな5月中旬、過ごしやすい季節となりました。

年金の支給月が近づくと、ご自身の家計について考える機会も増えるのではないでしょうか。

特に、公的年金などの収入が一定基準額に満たない方を支える「年金生活者支援給付金」は、多くの方が関心を寄せる制度です。

この給付金は、年金に上乗せして支給されるため、物価上昇が続く昨今の生活において心強い支えとなり得ます。

しかし、誰が対象で、いくら受け取れるのか、どのような手続きが必要なのか、複雑で分かりにくいと感じる方も少なくないようです。

この記事では、2026年度の具体的な給付額や支給要件、申請の流れを分かりやすく整理します。

あわせて、今後の働き方にも関わる社会保険の加入対象拡大(いわゆる「106万円の壁」の見直し)についても解説していきます。

1. 2026年度の年金生活者支援給付金、支給額はいくらになる?

「年金生活者支援給付金」とは、公的年金などの収入やその他の所得が、定められた基準額を下回る場合に受け取ることができる制度です。

この制度は老齢・障害・遺族年金のそれぞれに設けられており、2カ月に1回、年金に上乗せされる形で支給されます。

給付額は公的年金と同じく、毎年度見直しが行われます。

1.1 2026年度における年金生活者支援給付金の具体的な金額

年金生活者支援給付金の支給金額1/9

年金生活者支援給付金の支給金額

出所:厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」をもとにLIMO編集部作成

2026年度の「年金生活者支援給付金」は、前年度から+3.2%の引き上げが決定しました。

この増額は、6月に支給される4月・5月分の給付金から適用されることになります。

2026年度における各給付金の月額は、以下の通りです。

  • 老齢年金生活者支援給付金(月額):5620円(※基準額)
  • 障害年金生活者支援給付金(月額):1級7025円・2級5620円
  • 遺族年金生活者支援給付金(月額):5620円

ただし、老齢年金生活者支援給付金に関しては、記載の金額はあくまで基準額です。

実際の支給額は、保険料を納付した期間などに応じて個別に計算されます。