投資信託「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」、通称オルカン。文字通り世界中の株式に分散投資を行う手法として定着しました。
現在のオルカンの運用成績を実質的に牽引しているのは、特定の巨大テック企業、とりわけ半導体大手のエヌビディア(NVDA)であると言っても過言ではありません。
AI(人工知能)市場の爆発的な拡大を背景に、エヌビディアはオルカン内での存在感を急速に強めています。オルカンを通じて間接的に保有している投資家にとって、同社はもはや「数ある銘柄の一つ」ではなく、自身の資産形成の成否を握る重要な鍵となっています。
本記事では、個別銘柄としてのエヌビディアの投資価値を最新データから検証します。
1. オルカン構成銘柄の最新状況と上位陣の傾向
現在、オルカンのポートフォリオにおいて上位を占めるのは以下の銘柄です。
上位陣の傾向を見ると、エヌビディア、アップル、マイクロソフトの「ビッグ3」が圧倒的な比率を占めています。特にエヌビディアは4.5%と首位に位置しており、2位のアップル(4.0%)を抑えてトップに君臨しています。
また、7位のTSMC(台湾セミコンダクター)や8位のブロードコムなど、半導体関連銘柄が上位に複数食い込んでいる点も特徴的です。オルカンを保有することは、実質的に「世界のAI・半導体インフラ」に厚く投資している状態にあると言えます。
著者
ファイナンス部は、株式会社モニクルリサーチが運営するファイナンス領域に特化した調査チームです。株式市場や債券市場の専門家が所属しています。メンバーには国内外大手金融機関に勤務経験のある日本証券アナリスト協会認定アナリストや金融メディア出身のジャーナリストなどが所属しています。
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
15年以上にわたり金融機関に在籍し、現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。表彰歴多数。現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、年金制度の仕組み、社会保障、NISAや住宅ローン、相続まで分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数獲得。【2026年6月29日更新】