4. 理想の樹高を保つ「管理方法」3つのコツ

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のこぎりで木の枝を切ろうとしている人の手

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4.1 「芯止め」で高さをコントロールする

木が理想の高さに達したら、主軸となる幹や高い位置にある枝を、適切な位置で切り落とす「芯止め」をおこないましょう。これにより、上へと伸びる力を抑え、横方向への枝ぶりを整えられます。

一度止めてもまた新しい芽が上に向かおうとするので、毎年の剪定時に「これ以上は高くしない」という基準線を自分の中で決めておくことが、サイズ維持のポイントです。

4.2 「芽かき」と「ひこばえ」の早期除去

枝が太くなってから切ると木に負担がかかり、見た目も不自然になります。春の芽吹き時期に、将来的に不要になりそうな場所から出ている小さな芽を指で摘み取る「芽かき」を習慣にしましょう。

また、根元から勢いよく伸びる「ひこばえ」は、放置すると樹形を乱し、上部の枝葉への栄養を奪ってしまいます。見つけしだい、小さいうちに取り除くことで、軽やかな樹形を保てるでしょう。

4.3 根域制限で生長のスピードを抑制する

「地植えにすると巨大化が怖い」という場合は、植え付け時に大きな不織布ポットに入れたまま地植えにしたり、植え穴の周囲をレンガや防根シートで囲ったりするのがおすすめです。

根の広がりは枝の広がりと比例するため、地中からコントロールすることで、狭い庭でもお気に入りの高木をコンパクトに楽しむことが可能です。

5. 難しく考えず、まずは「好き」な1本から始めよう

「大きくなりすぎたら」という不安で、高木を植えるのをためらっている方も多いかもしれません。しかし、今回ご紹介した管理方法を実践して最初の一歩を踏み出せば、きっと毎年咲くかわいい花に心が癒やされるでしょう。

筆者も長年、高木を育てる中で、その生命力と美しさに多くの感動をもらいました。まずはお気に入りの木を庭に植えて、美しい花と緑に包まれる暮らしを始めてみませんか。