楽しい思い出作りになるように、旅行先で犯罪に巻き込まれないために重要な8つの対策をご紹介します。
対策1:ダミーの財布
「大切な5つの準備」でもお話ししましたがダミーの財布は必ず準備しましょう。ダミーの財布は、ウエストポーチなどに入れスリや強盗被害に備え犯罪に遭遇した際、取られてもいいように準備したお金だという認識でいましょう。ですからそれなりの現金を入れておきます。お札を細かくして合計で1万円程度になるぐらいにしておきましょう。メインの財布はパスポートケースに入れて服の内側に下げ、肌身離さず身につけておくようにしましょう。
対策2:南京錠(パッドロック)
手荷物になるバッグやトランクのファスナーを開けられないようにする対策で有効なのが南京錠(パッドロック)です。おすすめなのはダイヤル式のものです。
対策3:セキュリティワイヤーケーブル
セキュリティワイヤーケーブルは建物の一部や動かせないものに荷物やバッグをくくり付けて、ロックできるワイヤーの鍵です。とくに置き引き対策として有効なので是非とも用意してほしいと思います。
対策4:センサーアラーム(携帯用)
センサーアラーム(携帯用)の使い方は、ホテルのドアノブに引っ掛けるだけです。ドアを開けようとする際に生じる振動をセンサーが感知し大音量でアラームが鳴ります。安心してホテルの部屋で過ごすためにもセンサーアラーム(携帯用)を利用しましょう。
対策5:ウエストポーチ
腰につけるウエストポーチは、お腹側で身につけることができます。お腹側に身につけると黙視ができますのでスリなどの対策に有効です。ダミーの財布を入れて犯罪対策用としますが、できるだけ取られない方がいいですから、ウエストポーチの利用をおすすめします。
対策6:パスポートケース
パスポートケースは服の下へ隠すことができるのでメインの財布や貴重品を入れましょう。パスポートケースとウエストポーチの両方でダミーの財布とメインの財布・貴重品を分散させることで犯罪に遭った際に大きな損失を防ぐことができます。パスポートケースはスキミング防止素材を使ったものを選ぶようにしましょう。
対策7:防犯ブザー
防犯ブザーで犯罪を防ぐことはできませんが、周囲に対して緊急事態が起きていることに気づいてもらうことができます。また防犯ブザーの音に驚いて逃げる犯罪者もいるかもしれませんので、防犯ブザーは持っておいたほうがいいと思います。
対策8:防犯バッグ
最後にご紹介するのは、窃盗犯罪に特化した防犯バッグです。
【防犯バッグの主な機能】
・防刃素材
・スキミング防止
・セキュリティワイヤーケーブル一体式
防刃素材で作られているので刃物で切り裂く犯罪から身を守ることができます。またスキミング防止は他人のクレジットカード情報を読み取る犯罪から守ることができ、セキュリティワイヤーケーブルは建物の一部や動かせないものに荷物やバッグをくくり付けて、ロックができるので置き引き対策として有効です。
まとめ
これまでお伝えしたことをまとめます。
安心して旅行を楽しむために大切な4つの準備
準備1:現地の習慣や風習、宗教について調べる
準備2:事前に現地の危険地域を把握しておく
準備3:現金を2つに分ける
準備4:海外旅行保険に入る
準備5:緊急連絡先の控えをとる
家族旅行で犯罪に巻き込まれないために重要な8つの対策
対策1:ダミーの財布
対策2:南京錠(パッドロック)
対策3:セキュリティワイヤーケーブル
対策4:センサーアラーム(携帯用)
対策5:ウエストポーチ
対策6:パスポートケース
対策7:防犯ブザー
対策8:防犯バッグ
これが家族旅行を安心して楽しむために必要な準備と対策です。最後に一番大切な考え方をお話しします。
犯罪は決して他人ごとではないということを理解し「自分や家族の財産と命は自分で守る」という意識で取り組むことが一番大切です。
今回ご紹介した内容を参考にしていただき楽しい家族旅行の思い出作りに役立ててほしいと思います。
蔵田 哲郎