3. 【具体例】給付付き税額控除の仕組みとケース別の違い
給付付き税額控除は、所得水準や納税額によって「控除」と「給付」の受け取り方が異なります。
ここでは、控除額を10万円と仮定し、非課税世帯を含む3つのケースでどのような違いが生じるのかを見ていきます。
3.1 所得税の納税額が「30万円」の場合
所得税が30万円と、控除額10万円を上回る場合は、10万円がそのまま控除として適用されます。
その結果、最終的な税負担は20万円となり、税額が軽減されます。
3.2 所得税の納税額が「8万円」の場合
所得税が8万円の場合、その全額が控除として差し引かれ、税負担はゼロになります。
さらに、控除額10万円との差額である2万円が、現金として支給されます。
3.3 所得税の納税額が「ゼロ」の場合
所得税が課されていない非課税世帯では、差し引く税額が存在しないため、控除は適用されません。
この場合、想定される控除額10万円はすべて現金として給付されます。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元銀行員/金融ライター
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)保有。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて主にリテール営業に従事した。とくに銀行では国内外株式の仲介、国内外の債券、投資信託、生命保険、住宅ローンなどの販売に携わり、全国表彰歴あり。金融機関勤務後は経験を活かし、株式会社モニクル傘下の株式会社モニクルリサーチ(旧:株式会社ナビゲータープラットフォーム)に入社。
現在はくらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部にて、厚生労働省管轄の厚生年金保険と国民年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用、NISA、iDeCo、住宅ローン、カードローン、為替相場、株式投資などを中心に記事の企画・執筆・編集・監修をおこなっている。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数達成。(2025年8月25日更新)