毎日仕事に行くのがユウウツ、仕事に行きたくないと思うことがある…。そんな人も多いのではないでしょうか。誰にでも、多かれ少なかれ職場の雰囲気や環境にはストレスがあることと思います。そこで今回は、アラサーOLに「職場の雰囲気や職場環境に対して感じる不満」を聞いてみました。
「気づいたモン負け」の職場にイラッ
あるIT企業で勤めるAさんは、「気づいたモン負け」の職場にイライラすることがあると言います。
「気づいた人が動かなければならない職場だから、よく気がつく人や仕事ができる人のところにどんどん仕事が山積みになっていく。でも、評価されるのは上司へのアピールが上手な人ばかり。上司は何も見ていない」と不満を抱えるAさん。
確かに、仕事は色々なリスクへの備えが重要ですから、それに気がついた人ほどやらなければならないことが増えてしまうという側面もありますよね。本当は上司が全体の仕事量と適性を見て仕事を部下に振っていくのがいいのでしょうが、そうなっていないことが多いのも事実。また、上司の見ていないところで仕事がどんどん生まれてくるのもよくあることですよね。
「他部署からの依頼も、よく気がついて目立つ人に白羽の矢が立つ。となると、やっぱり仕事が集中する人が出てきてしまう」とAさん。仕事のできる同僚と2人で仕事をさばいているのだそうですが、毎日必死になって仕事をする2人を横目に、同じ部署のほかの社員はのんびり仕事をしているのだと言います。
「おしゃべりばかりしていたり、のんびりコーヒーを買いに行って20分~30分戻って来なかったり、そんなことばかり。同じところで何度もミスをしてなかなか仕事が進まない人もいる。こっちは仕事をさばくのに必死で、コーヒーなんて買いに行く余裕がないのに」と嘆きます。
仕事はできる人のところに集まるとは言われるものの、あまりに成果物の量に差があると、そういう人ほど職場に不満を持ってしまいます。よく気がついてしっかり仕事をこなす人がモチベーションを維持できるような仕組みを作ってほしいですよね。
パワハラとセクハラが入り混じる職場に辟易
IT企業で働くBさんは、セクハラとパワハラの多い職場に辟易としていると言います。
「IT企業だと言うのに、社内の体質は古いまま。怒鳴り声や罵声が毎日のように聞こえてきて、こちらが打ち合わせしている声が聞こえないときも。営業は特にノルマが達成できていないと厳しく言われる」とのこと。
Bさんは営業チームで、「顧客と電話しているときにも上司の怒鳴り声や、『ノルマやれよ、早くアポ取ってこい!』と叫ぶ声が聞こえてきて、先方のお客さんが苦笑いするなんてこともある。うちの会社に対して不信感を抱いてしまうのではと毎回ひやひやしている」と語ります。確かに、取引先の電話から怒鳴り声が聞こえてくるとびっくりしてしまいますし、その会社に対する見方が変わってしまいそうですよね。
「やたらとアポを入れて外回りをさせたがるから、導入してくれた企業のアフターサポートまで手が回らない。とりあえず数字だけ、という感じで導入後のサポートができないのが心苦しい。それが理由で辞めた人が何人もいる」と話してくれました。
さらに、「飲み会では毎回セクハラのオンパレード。聞くに堪えない下ネタを女性の前で連発する」と言います。人事に言っても聞く耳を持たず。毎日嵐のような職場で、早く転職しようと心に決めているのだと言っていました。