4. 〈注意したいこと〉急な環境の変化に気を付けて
5月上旬頃、母の日のプレゼント用などとして、販売されているアジサイは、基本的には、温室栽培され、花が咲く時期を調整されたものだと思います。また、ホームセンターや園芸店の店頭では、屋根のある場所など、日光が当たらない場所に置かれていることが多いです。
アジサイは、屋外で育てる植物ですし、日当たりがいい場所や半日陰を好みますが、購入後や植え替え後、いきなり1日中しっかり日が当たる場所などに置くのは避けたほうがいいと思います。
植え替えたあとは、1日2~3時間だけ日が当たる場所で1週間ほどならす。次は午前中だけ日の当たる場所など移動させて、と、段階を踏んでならしてあげると、アジサイは順応してくれますよ。
5. 〈地植えで育てたいときのポイント〉晩秋に植え替えがおすすめです
アジサイは、庭の花壇などに「地植え」することも可能ですが、環境への順応をはじめさまざまな要素を考慮すると、1年目の花の時期は鉢植えで楽しむのがおすすめです。葉が落ちて休眠期に入る落葉期(冬)に地植えに植え替えるといいと思います。
もちろん、いきなり地植えしても問題ない場合も多いですが、アジサイは植え付け場所をよく考えないと巨大化しますし、最初は鉢植えでようすをみるのが個人的にもおすすめです。
6. まとめ
母の日の贈り物として、カーネーションに並ぶほどプレゼント用の鉢植えが販売されるようになってきたアジサイ。目移りしてしまうほど、たくさんの美しい品種があります。
今回ご紹介したお手入れのポイントをまとめると、以下のとおり。
- 室内での鑑賞は1週間程度に
- 室内で1週間程度楽しんだら、その後は屋外へ出す
- 屋外での置き場所は、可能であれば午前中は日のあたる「明るい半日陰」を選ぶ
- 小さい鉢が多いプレゼント用の株は、植え替えをする
このポイントを押さえて、大切なアジサイを花が終わる初夏まで、たっぷりと楽しんでくださいね。
お花が終わったあとの剪定(せんてい)など、次につなげるためのお手入れについては、また別の機会に紹介します。まずは、今年の花を存分に愛でくださいね。
7. 【ガーデニング豆知識】日なた、日陰、半日陰、明るい日陰とは?
さいごに「日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違い」も整理しておきましょう。
- 日なた:1日中よく日光が当たる場所。または、日陰になる時間が1日2~3時間程度。
- 半日陰:半日程度(1日3~6時間程度)日が当たる場所。または、日なたの木の下など、木漏れ日がさす場所。
- 明るい日陰:1日を通して直射日光はほとんど当たらないが、外壁や窓などの反射光で、ある程度の明るさがある場所。または、1日1~2時間程度日が当たる場所。
- 日陰:1日を通して日光がほとんど当たらない場所。
「日陰で育つ」と言われている植物の多くは「半日陰」や「明るい日陰」を好みます。完全な「日陰」で生育できる植物もありますが、そのような場所では花つきや葉色が悪くなりがちです。
可能であれば、少しでも明るい場所や、1日1~2時間でも日光が当たる場所を選んで植え付けると、育てやすくなりますよ。



