2. 70歳代の貯蓄額。平均と中央値の大きな差に注目
続いて、70歳代の貯蓄額(金融資産保有額)を確認します。J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」(2025年12月公表の最新版)のデータです。
2.1 70歳代・二人以上世帯の貯蓄額
- 平均値:2416万円
- 中央値:1178万円
- 金融資産非保有:10.9%
- 100万円未満:4.5%
- 100~500万円未満:15.6%
- 500~1000万円未満:13.1%
- 1000~2000万円未満:17.8%
- 2000~3000万円未満:12.3%
- 3000万円以上:25.2%
平均値と中央値の差は、約1238万円もあります。これは、3000万円超の高額資産世帯(二人以上世帯で全体の25.2%)が平均値を大きく押し上げる一方、金融資産非保有世帯(二人以上世帯で10.9%)なども一定数存在し、実態のボリュームゾーンが下方に偏っているためです。
つまり「平均2400万円超」という数字は、自分の貯蓄状況を判断する基準には適していません。中央値(二人以上1178万円・単身500万円)のほうが、実態に近い目安と考えるべきです。
