実際に乗ったことがある人の中で、「良かった」と回答した割合のランキングです。(「乗って良かった!観光列車TOP5」の表を参照)

乗って良かった!観光列車TOP5(出典:エアトリ)

1位の4列車については、乗った全員が「良かった」と回答しているようです。

4列車の共通点とは

「フルーティアふくしま」は「走るカフェ」をコンセプトとしており、カフェカウンターやボックスシートなど、カフェさながらのくつろげる空間が演出されています。

また、車内で味わえるスイーツは地元の人気店がプロデュースしており、7月は「福島県産桃のパニエ」など、福島県でしか味わえない味を車内で楽しむことができます。価格帯は約4000~5000円(現地発着プラン)です。

「四国まんなか千年ものがたり」は「大人の遊山」をコンセプトに、讃岐富士や大歩危・小歩危などの景観を楽しみながら、讃岐牛や阿波牛などの香川・徳島ならではの料理を楽しむことができます。

また「おもてなし」にもこだわりがあり、アテンドによる写真撮影や観光ガイドなども行っています。価格帯は約8000~1万1000円。

「伊予灘ものがたり」や「特急 海幸山幸」においても、車両のコンセプトがしっかりしており、「おもてなし」に力を入れています。

また特産品を使用した料理や駅弁など、食にもその地ならではの魅力がつまっています。価格帯は「伊予灘ものがたり」が約4400~6700円、「特急 海幸山幸」は約2000円~となっています(2019年7月時点の料金、プランや発着駅により異なる)。

ランキング1位の4つの列車は「おもてなし」に力を入れており、高すぎず安すぎない料金設定となっています。

「この料金で、これだけのサービスが受けられる」というのが、満足感につながっているのではないでしょうか。

これを支えているのは、アテンドの「おもてなし」。日本の「おもてなし」を列車内で味わうことができる特別感、「物」ではなく「体験」にお金を使いたいとき、やはり気持ちの良いサービスは何度でも行きたくなってしまう魅力があります。

また車内だけで購入できるグッズも、人気の理由でしょう。グッズ購入者は料金が高くなってしまいますが、列車のしっかりとしたコンセプトと相まって、ファンの心をつかんでいるのではないでしょうか。

経験者のアドバイスも二極化…楽しみ方は人それぞれ

経験者の中には、
「観光列車は高額な中、高すぎず価格と内容のバランスが良い。(四国まんなか千年ものがたり)」
との意見があり、料金が高くてもそれ以上のサービスに満足している様子がうかがえます。

また経験者のアドバイスも
「運航日や料金等を良く調べて、予約して頂きたい事。それと、それぞれのグッズ販売等が有るので、前もってある程度の予定を立てておいた方が良いです。数量限定の場合があります。また、それぞれの乗り換え時間や接続時間が有るので計画段階から綿密に。」(60代男性)

と、しっかりと計画を立てて行く方や

「列車の旅は、ゆったりのんびりしていて、忙しい日常を離れた非日常感たっぷりです。あくせくせず、のんびりと旅を楽しめばよいと思います。」(50代女性)

「日常生活に、仕事に疲れた時、思い切って乗ってみるのはどうでしょうか。」(60代女性)

と、計画はほどほどに「とりあえず乗ってみる」という方も。

様々な楽しみ方をしても、満足度が高い「観光列車旅」。まずは気軽に乗ってみるのも良いかもしれません。

【参考】
『忖度なし!「乗って良かった観光列車」ランキング 全員が「良かった」と答えた列車が4つ! なかなか手が出ない?「観光列車に興味はあるが、乗った経験なし」が半数超え~エアトリが「観光列車旅」に関するアンケート調査を実施~』旅行サイト「エアトリ」調べ

LIMO編集部