3. 60歳代で「老後資金2000万円」を達成した人の割合はどのくらい?
では、60歳代のうち、老後資金の目安とされる2000万円を貯めている人はどのくらいの割合なのでしょうか。
3.1 貯蓄額2000万円~3000万円未満の世帯
- 単身世帯:5.5%
- 二人以上世帯:12.4%
3.2 貯蓄額2000万円以上の世帯
- 単身世帯:21.1%
- 二人以上世帯:39.6%
貯蓄額が2000万円以上の世帯は、単身で約2割、二人以上で約4割という結果です。
二人以上世帯では半数に迫る割合の世帯が、2000万円以上の金融資産を保有していることが明らかになりました。
それでも、単身世帯と二人以上世帯のどちらにおいても、半数以上は貯蓄が2000万円に満たないのが現状です。
現在の現役世代と今の60歳代とでは、経済を取り巻く環境が異なります。
そのため、現役世代の方々はご自身に合った貯蓄方法を見つけ、早期から準備を進めることが重要といえるでしょう。
4. 老後資金を計画的に準備する3つのポイント
それでは、着実に貯蓄を増やせる人とそうでない人の間には、どのような違いがあるのでしょうか。ここでは、主な3つのポイントを解説します。
4.1 1. 具体的な目標を設定し、ゴールから逆算して計画する
現役世代にとって「老後資金」は数十年先のことで、つい後回しにしてしまいがちです。
特に昨今の物価高を考えると、将来よりも現在の生活を優先したくなるのも無理はありません。
しかし、時間は確実に過ぎていきます。
物価高がいつ落ち着くか見通せないからこそ、具体的な目標を立てて「老後のために今やるべきこと」をはっきりさせることが大切です。
貯蓄計画を立てる第一歩は、「いつまでに、いくら貯めるか」というゴールを決めることです。
そこから逆算して、毎月の積立額を算出します。
「〇歳までに〇万円」といった具体的な目標があれば、達成までの道のりが明確になります。
現状の収入から「これだけしか貯められない」と考えるのではなく、理想の老後生活から逆算することで、より現実的で実行しやすい計画を立てられるでしょう。
ゴールを設定し、それに向かって毎月着実に積み立てていくことは、将来への安心感にもつながります。