2. 「オルカン」vs「S&P500」過去の運用成果を比較

「オルカン」や「S&P500」をベンチマークとするファンドは複数ありますが、今回は三菱UFJアセットマネジメントが設定している下記2本の運用実績を比較してみましょう。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

2.1 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の運用実績

三菱UFJアセットマネジメント「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、米国を中心としつつも、欧州・日本・新興国など世界中の株式市場に分散投資しています。

米国株が好調な局面ではS&P500にやや劣るものの、米国市場が不調な局面では他の地域が下支えとなることが期待でき、一国への集中リスクを抑えられる点が特徴です。

三菱UFJアセットマネジメントが公表している月次レポートを見ると、以下のような騰落率になっています。

【2026年4月28日現在】 

  • 直近1カ月リターン:+11.28%
  • 直近3カ月リターン:+7.34%
  • 直近6カ月リターン:+11.76%
  • 直近1年リターン:+46.82%
  • 直近3年リターン:+105.94%
  • 直近5年リターン:+142.51%
  • 設定来リターン:+259.86%

2.2 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の運用実績

これに対して「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は、米国を代表する約500社に集中投資するファンドです。

米国企業は成長力が高く、特にIT・ハイテク分野の拡大を背景に、長期的に高いリターンを上げてきました。

こちらも同じく三菱UFJアセットマネジメントが公表している月次レポートを見ると、以下のような騰落率になっています。

【2026年4月28日現在】

  • 直近1カ月リターン:+12.38%
  • 直近3カ月リターン:+7.83%
  • 直近6カ月リターン:+9.66%
  • 直近1年リターン:+45.66%
  • 直近3年リターン:+113.43%
  • 直近5年リターン:+166.26%
  • 設定来リターン:+319.81%
  • 設定日:2018年7月3日

2018年に設定されてからほぼ右肩上がりに上昇しており、設定来リターンは+319.81%にまで達しています。

幅広い国や地域の株式に分散投資するオルカンに比べると、これまでの実績におけるリターンの大きさは米国市場に集中投資するS&P500に軍配が上がります。

とはいえ、米国市場の動向によっては大きく値下がりするリスクもあるため、どちらが良いとは一概には言えません。