こうやって見てみると、自分の住んでいる自治体の常識は、違う自治体の非常識だということがわかります。
また、世田谷区に限らず、この種の援助は全て「申請ベース」です。税収を慮って「あなたの収入の場合、給食費はタダになりますよ」と案内をしてくれるのではありません。なので、学校からのお便りは面倒くさがらずにキチンと目を通して、するべき手続きはしたほうがお得です。「知らなかった」「分からなかったら手続きしなかった」という理由で損することほどもったいないことはありません。
ちなみに、前出の東京都世田谷区は「受験生チャレンジ支援貸付事業」という塾代の補助もあります。所得制限や諸条件ありますが無利息で貸し付け、さらに進学できた場合返済が免除される制度もあります。もちろんこれも申請ベースです。
確かに、こういった役所の手続きのお手紙は時折読むのに難解なものもあります。でも、わからないことは電話をして聞けば結構親切に教えてくれます。「わらかないから、面倒くさいから、いいや・・」と放置したら、せっかく税金納めているのにもったいないです。知らないと損する=知っていればお得ということが結構いっぱいあります。面倒くささの向こうにささやかなご褒美が待っていると自分を奮起して、使える制度はばっちり使っちゃいましょう!
堀田 馨