初対面のときの印象
部屋に入った瞬間、会った瞬間に、あなたの第一印象は決まってしまいます。ここで好印象を与えられると、そのイメージを維持したまま面接を進めることができるでしょう。
会う前から笑顔を作っておき、明るいトーンで挨拶するよう心掛けてください。声のボリュームや身だしなみにも配慮しておきましょう。たとえWEB面接でも、身だしなみには気を配りましょう。
行動特性
今までの経験に関する質問では、「行動の源はなにか」「どのような行動をとるのか」「どういったスキルをもっているのか」といった内容を確かめています。
ただ経験したことを伝えるだけではなく、そこから得たものも一緒に伝えるようにしておきましょう。数字や固有名詞を含めると、より具体的なアピールができますよ。
本気で志望しているか
その会社のサービスを利用したことがない、会社の課題に対してなにも発言できないといった状態だと、仕事への熱意を伝えることができません。
面接の前は企業研究を行ない、会社に関する質問に答えられるようにしておきましょう。こちらからの質問を用意しておくと、より熱意を感じてもらえるはずですよ。
集団面接で気を付けるポイント
対面の集団面接では、自分のターンが終わった瞬間に気が緩んでしまいがち。ほかの人が答えているときも、頷いたりアイコンタクトをとったりするよう意識しておきましょう。
また、あまり熱心に話しすぎると、他の人の時間まで奪ってしまう可能性も。時間配分に配慮し、周囲に迷惑をかけないよう注意しておきましょう。
面接が終わった後、社内で感想を言い合うのも控えるべき行動です。とくに廊下やエレベーター内では、私語が禁止されているケースも。ほかの学生同士で盛り上がり、ついマナー違反をしないように気をつけておきましょう。
圧迫面接の捉え方
数々の面接をこなしていると、妙に重たい空気が流れている、悪意のある質問をされるといった場面に遭遇するケースがあります。これは、いわゆる「圧迫面接」。あえてそのような状況を作り出し、あなたの対応を確かめているのです。
わざわざ圧迫面接をするということは、その会社がストレスを感じやすい傾向にあるとも考えられます。入社後に待ち受けているハードな状況に耐えられるのか、事前に面接で試しているのでしょう。
こう考えると、圧迫面接をする会社が働きやすいとはいえないはず。「この会社は合わないな」と感じたら、自ら手を引くのも選択肢のひとつです。
ただし、その面接官だけが厳しい考えをもっている可能性もあります。ほかの面接官やOB・OG訪問で関わった人の印象も考慮し、総合的な目線で会社を判断するようにしましょう。
WEB面接は案外色々見えています…
WEB面接で気を付けるべきことの1つとして、インターネット環境の安定性の確保でしょう。カフェなどでもFree Wi-Fiがあるところが増えましたが、やはり電波が弱いです。不安定な環境での面接は、そもそも声が聞こえなかったり、画像や音声の遅れや乱れがおこり、自己アピールどころではありません。
なるべく自宅などのインターネット環境がしっかりしている場所を選びましょう。
また前述しましたが、服装なども案外見えておりチェックされているので、下半身なども気を抜かず気を配りましょう。もちろん室内や周囲の音など、色々なものが見えており聞こえているので、家族と同居している場合は配慮してもらう必要がありそうです。
カメラの位置にも注意しましょう。顔より下に設置すると、鼻の穴が丸見え…なんてことも。なるべく目線より少し下までの位置に設置し、カメラをしっかり見据えるようにしましょう。
面接中はパソコンやスマートフォンをマナーモードにし、SNSやゲームアプリなどは閉じましょう。またメモをとる時は、パソコンではなく紙に書いた方が「メモをとっている」と分かるので、ベターではないでしょうか。
まとめ
誰だって、自分の会社に興味がなさそうな人や、愛想の悪い人と一緒に働きたいとは思わないはず。面接中は笑顔で好印象を与えながら、あなたがいかに入社を望んでいるかをアピールしましょう。
「面接でしっかり受け答えをしたのに、相手の反応がイマイチだった」という方は、話の量ではなく内容を見直す必要があります。具体性がなかった、言葉遣いが適切でなかったなど、改善点が見つかるかもしれませんよ。
【参考】
『2020年卒マイナビ学生就職モニター調査 6月の活動状況』マイナビ
LIMO編集部