もうすぐゴールデンウィーク。普段よりゆっくり時間をとりやすい長期休暇は、資産形成や資産運用を考えるのによいタイミングです。新NISA制度もスタートして2年が経ち、資産形成の一つとして株式投資を考える人もいるでしょう。
株式投資の場合、株主優待や配当目的で投資をする方もいます。その中でNTTの株式が気になっている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、NTTの最新の株価情報に加え、長期保有でdポイントがもらえる株主優待制度やその注意点について詳しく解説します。
※本記事で記載する株価はすべて終値です。
※株式分割の影響は、すべて遡及修正して株価を調整しています。
1. 【新NISA】1万円台の「NTT(9432)の株」優待はいつ・いくら受け取れるのか?4月24日の株価でみる
まずは2026年4月24日のNTTの株価と参考指標について確認しましょう。
NTTの年間の株価チャート

出所:各種資料をもとに筆者作成
- 株価(終値):151.5円
- 前日比:+0.07%
- 時価総額:13,718,373百万円
- PER(会社予想):12.95倍
- PBR(実績ベース):1.3倍
- 配当利回り(予想):3.5%
2026年4月24日の株価は151.5円ですから、優待の対象となる100株を購入するとなると約1万5150円になります(※手数料等は除く)。
NTTの株主優待の詳細は次の通り。
1.1 NTT(9432)の株主優待制度とは
NTTでは、毎年3月31日を基準日として株主優待制度を設けています。この制度は、100株以上の株式を保有している株主を対象に、保有期間に応じてdポイントを進呈するというものです。
保有期間に応じたdポイントの進呈数
- 保有期間が2年以上3年未満の場合: 1500ポイント
- 保有期間が5年以上6年未満の場合: 3000ポイント
※同一の株主番号で獲得できるポイントの上限は、合計4500ポイントです。
dポイント付与条件のポイント:「保有期間の起算日」と「基準日」
株式の保有期間を計算する上で重要なのが「起算日」です。起算日とは、株式を購入後、株主名簿に初めて氏名が記載される日を指します。例えば、2026年4月に株式を購入して保有を続けた場合、株主名簿が確定するタイミングの関係で、起算日は2026年6月の最終営業日となります。
dポイントを受け取るためには、「2年以上3年未満」または「5年以上6年未満」という条件を満たすまで、株式を継続して保有する(※)必要があります。
※保有期間とは、同一株主番号で株主名簿に連続して記載されている期間のことです。相続、譲渡、貸株サービスの利用、あるいは預けている証券会社の変更などで株主番号が変わると、新たに株主名簿に登録された日が起算日としてリセットされるので注意が必要です。
さらに、dポイント進呈の対象者を確定するための「基準日」は、毎年3月31日に設定されています。
1.2 【優待スケジュール】100株保有を続けた場合、優待はいつ受け取れる?
- 2026年4月: 100株以上の株式を購入
- 2026年6月最終営業日: 起算日となり、保有期間がスタート
- 2027年3月31日: 基準日(この時点では保有期間が条件未達)
- 2028年3月31日: 保有期間1年9カ月
- 2029年3月31日: 保有期間2年9カ月となり、「2年以上3年未満」の条件を達成。2029年度の進呈対象となる(1500ポイント)
- 2030年3月31日: 保有期間3年9カ月(この年度は進呈対象外)
- 2031年3月31日: 保有期間4年9カ月(この年度も進呈対象外)
- 2032年3月31日: 保有期間5年9カ月となり、「5年以上6年未満」の条件を達成。2032年度の進呈対象となる(3000ポイント)
これらの条件に基づき、起算日を2026年6月末と仮定した場合、「2年以上3年未満」の条件を満たすのは2029年3月31日の基準日です。このため、2029年度に進呈対象となります。
同様に、「5年以上6年未満」の条件を満たすのは2032年3月31日の基準日となり、2032年度に進呈対象となります。
「2年以上3年未満」では1500ポイント(1500円相当)、「5年以上6年未満」では3000ポイント(3000円相当)、合計で4500ポイント(4500円相当)が保有期間の条件を満たすことで受け取れることになります。
dポイントが進呈される具体的な時期は、NTTの公式サイトで告知されます。なお、エントリー手続きに使うログインIDとパスワードは、例年6月ごろに株主へ郵送されるのが通例です。
2. NTT株主優待の注意点。ポイントが進呈されるのは特定の保有期間のみ
NTTの株主優待でdポイントが進呈されるのは、保有期間が「2年以上3年未満」で1500ポイント、「5年以上6年未満」で3000ポイントと定められています。
つまり、保有期間が3年以上5年未満、および6年以上の期間はポイント進呈の対象外となるため、注意しましょう。
また、NTTの株主優待は、保有している株式数によって進呈されるポイント数が変動するわけではありません。優待内容は「保有期間」によって決まるため、この点に注目することが大切です。
3. まとめにかえて
この記事では、NTTの株価や株主優待制度の詳しい内容について解説しました。
実際に投資の判断をする際には、本記事で提供した情報だけでなく、配当金や、また企業の業績や事業戦略、将来性なども含めて総合的に分析することが不可欠です。
株式投資はリターンが期待できる反面、リスクも伴う金融商品であることを理解しておく必要があります。値動きも大きい分、株式はハイリスク・ハイリターンです。
ご自身の投資目的やリスク許容度をはっきりさせた上で、十分な情報収集をおこない、納得のいく投資判断を心がけてみてはいかがでしょうか。
※免責事項
- 本記事は、一般的な情報提供を目的としており、特定の株式の売買を推奨するものではありません。
- 本記事の情報に基づいて生じたいかなる損害や損失についても、一切の責任を負いかねます。投資に関する最終的な判断は、最新の決算資料や市場動向などをご自身で確認の上、自己責任でおこなってください。
- 株主優待の内容や条件は変更されることがありますので、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。