暖かな日差しとともに、本格的な春から初夏への移ろいを感じる季節になりました。庭やアプローチの足元を見渡したとき、「なんとなく寂しい」「もっと洗練された雰囲気にしたい」と感じることはありませんか。

そんなときにおすすめなのが、葉の色合いや質感が美しいグランドカバープランツを取り入れることです。

シックな銅葉やシルバーリーフ、そして初夏に咲く爽やかな小花を組み合わせることで、空間にグッと深みが増し、まるで雑誌に出てくるような洗練された庭へと近づきます。

今回は、環境が合えば「植えっぱなし」に近い感覚で、季節が巡るたびに美しい姿を見せてくれる、センスあふれるグランドカバープランツを参考価格とともにご紹介します。

1. この記事で紹介する、初夏に美しい花を楽しめる《グランドカバープランツ》

ヒューケラ1/8

ヒューケラ

Buquet Christophe/shutterstock.com

  • アジュガ:シックな銅葉とスッと立ち上がる紫の花穂が、大人っぽい空間を演出する多年草。
  • ベロニカ・オックスフォードブルー:深い緑の葉に鮮やかなブルーの小花が映える、這性タイプのスタイリッシュな植物。
  • ヒューケラ:多彩な葉色で「カラーリーフの王様」と呼ばれ、日陰の庭も華やかに彩る万能プランツ。

2. 初夏に美しい花を楽しめる《グランドカバープランツ》おすすめ3選

地面を覆うグランドカバーは、泥跳ねや雑草を防ぐだけでなく、庭の印象を決定づける重要な要素です。色合わせの妙を楽しめる、ハイセンスな植物たちを見ていきましょう。

2.1 シックな銅葉と紫の花穂が大人っぽい「アジュガ」

アジュガ2/8

アジュガ

Cha.Gheysamool/shutterstock.com

落ち着いた深みのある銅葉が美しいアジュガは、日陰や半日陰の環境でも比較的育てやすい多年草です。春から初夏にかけて、スッと立ち上がった茎に青紫やピンクの小花を穂状に咲かせます。

アンティークなレンガや自然石との相性が抜群で、大人っぽいシックな庭づくりに欠かせない存在です。

ランナーを伸ばして広がり、花が終わった後も常緑の美しい葉色で地面をカバーしてくれます。

非常に繁殖力が強いため、他の植物の領域まで侵入しないよう、時々スコップなどで根を切って整理してあげましょう。

※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)

2.2 鮮やかなブルーの絨毯で洗練された印象に「ベロニカ・オックスフォードブルー」

ベロニカ・オックスフォードブルー3/8

ベロニカ・オックスフォードブルー

BarthFotografie/shutterstock.com

這うように広がる細やかな葉の間に、ハッとするほど鮮やかなブルーの小花を咲かせるベロニカ・オックスフォードブルー。開花期には、青い絨毯を敷き詰めたような爽やかな景色が広がります。

冬場の低温にあたると葉がブロンズ色に紅葉し(枯れているわけではありません)、季節ごとの表情の変化を楽しめるのも大きな魅力です。

日本の高温多湿は少し苦手なので、梅雨前には軽く切り戻して風通しを良くしてあげると安心です。

他の植物を引き立てる上品な佇まいで、洗練された印象を与えてくれます。

※参考価格:500~700円前後(3号ポット苗)

2.3 多彩な葉色で庭のアクセントになる「ヒューケラ」

ヒューケラ1/8

ヒューケラ

Buquet Christophe/shutterstock.com

「カラーリーフの王様」とも称されるヒューケラは、赤、紫、シルバー、ライムグリーンなど、非常に多彩な葉色を持つ多年草です。花壇の縁取りや樹木の株元に植えるだけで、カラーパレットのような美しいグラデーションを描き出します。

初夏には細い茎を伸ばして、控えめで愛らしい小花を咲かせるのも特徴です。アジュガなどと組み合わせることで、質感や色の対比が生まれ、奥行きのあるハイセンスな空間が完成します。

夏の「蒸れ」には少し弱いため、風通しの良い半日陰で管理しましょう。また、植え付ける際は株元の成長点が土に埋まらないよう、やや「浅植え」にするのがコツです。

※参考価格:400~800円前後(3号ポット苗)

3. まとめにかえて

今回は、春から初夏の庭をオシャレに彩る、多年草のグランドカバープランツを紹介しました。

花の色だけでなく、葉の色彩や質感にこだわって植物を選ぶことで、花が咲いていない時期でも美しい景観を保つことができます。

庭の環境や好みに合わせて、お気に入りの組み合わせを見つけてみてください。

4. 【ガーデニング豆知識】日なた、日陰、半日陰、明るい日陰とは?

日なた・日陰・半日陰・明るい日陰の違い5/8

日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違いとは?

出所:LIMO編集部作成

さいごに「日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違い」も整理しておきましょう。

  • 日なた:1日中よく日光が当たる場所。または、日陰になる時間が1日2~3時間程度。
  • 半日陰:半日程度(1日3~6時間程度)日が当たる場所。または、日なたの木の下など、木漏れ日がさす場所。
  • 明るい日陰:1日を通して直射日光はほとんど当たらないが、外壁や窓などの反射光で、ある程度の明るさがある場所。または、1日1~2時間程度日が当たる場所。
  • 日陰:1日を通して日光がほとんど当たらない場所。

「日陰で育つ」と言われている植物の多くは「半日陰」や「明るい日陰」を好みます。完全な「日陰」で生育できる植物もありますが、そのような場所では花つきや葉色が悪くなりがちです。

可能であれば、少しでも明るい場所や、1日1~2時間でも日光が当たる場所を選んで植え付けると、育てやすくなりますよ。

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