「モッコウバラのアーチに憧れるけれど、手に負えなくなると聞いたことがあって手を出せない…」「大きく育ちすぎるらしいから、自分には管理できなさそう…」

そんな声をよく耳にします。インターネットなどで「やめたほうがいい」といった意見を見かけることも。さまざまな情報があると、心配になってしまいますよね。

ですが、モッコウバラは、コツさえおさえておけば、初心者さんも育てやすいバラなんですよ。わが家の庭でも20年ほど育てていますし、春には毎年モリモリとたくさんの花を咲かせてくれています。わが家の庭の写真とともに、育て方のコツを紹介していきますね。

※開花時期や生育スピードは、お住まいの地域や育てている環境、品種などによって異なりますので、ご注意ください。

1. 春に驚くほどモリモリ花を咲かせる〈モッコウバラ〉とは?

わが家の庭で満開のモッコウバラ1/7

著者撮影

モッコウバラは、春に一度だけ、あふれるように花を咲かせる、一季咲きの原種系のつるバラです。

私の経験上、病気や虫の心配が少なく、トゲもないため、枝を曲げたりフェンスに結びつけたりする作業がとてもスムーズに行えます。

一般的なバラは5月の後半から見頃を迎えますが、モッコウバラの満開はもう少し早いです。関西地方にあるわが家の庭では、毎年4月下旬のゴールデンウイークごろに満開を迎え、春の訪れを力強く知らせてくれます。

春や秋にホームセンターや園芸店に並ぶ苗は、小さなポット苗なら400円〜600円程度、少し育った鉢苗でも1500円〜3000円程度で販売されています。

成長スピードが早く、植え付けの翌年から花を楽しめます。数年後にはアーチをすっぽりと包み込んだり、ロマンチックな風景を作り出してくれたりと、春の庭の主役になってくれます。ツルを這わせる場所が多い場所、壁面やフェンスの近くに植えたり、アーチを用意したりするのがおすすめです。