4. まとめ|年金額の個人差を知ることが老後設計の第一歩に

2026年度の年金額改定により、国民年金は前年度比1.9%、厚生年金は同2.0%引き上げられ、標準的な夫婦2人分の年金額は月23万7279円となりました。

ただし、これはあくまでモデル年金額であり、実際の受給額は現役時代の収入や加入期間によって大きく異なります。

厚生年金の受給者全体でみても、月30万円以上を受け取っている人はごく一部にとどまっており、多くの人にとって公的年金だけで老後生活に十分なゆとりを持つのは簡単ではありません。

さらに、年金を受け取りながら働く人は、在職老齢年金制度の影響も確認しておきたいところです。2026年度からは、これまでより年金を減らされにくくなり、働き方の選択肢は広がると考えられます。

老後資金を考えるうえでは、モデル年金額だけで判断せず、自分の見込額や就労収入との関係を早めに確認しておきましょう。

参考資料

加藤 聖人