シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は100円ショップ「セリア」を展開するセリア(2782)の、2019年6月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績
2019年7月5日に更新されたセリアの2019年6月既存店売上高は、対前年同月比97.6%でマイナス成長。内訳は客数99.4%、客単価98.2%でした。
一方で全社売上高は104.3%と、プラス成長になっています。
今期の既存店売上高の振り返り
では、同社のこれまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は3月決算)。
既存店売上高は今期に入り、3カ月連続でマイナス成長。前上期は4~5月のマイナスの後、6月にプラスとなっており、今期は前期に比べ若干苦戦中です。
一方で、全社売上高は昨年度から全ての月でプラス成長を維持しています。
過去1年の株価動向
最後に同社の株価動向を見ていきましょう。
同社株価は、2018年1月の7,390円を天井に下落中です。階段状の下落が長期にわたり続きましたが、本年6月以降は2,500円付近で値動きが停滞しています。停滞後の株価が上下どちらに動き始めるのか注視される状態です。
既存店売上高は、今期3カ月連続のマイナス成長となり苦戦しています。今後どのタイミングでプラス成長に転じるのかが注目されます。
LIMO編集部