4. 年金制度改正「iDeCo加入年齢引き上げ」など《働くシニア》に関わる見直しも!

2025年6月に成立した年金制度改正法では、いわゆる「年収106万円の壁」撤廃に向けた社会保険の加入対象の拡大、在職老齢年金の支給停止調整額の引き上げ、遺族年金の見直しなど、公的年金制度の大きな改正内容が盛り込まれています。

同時に、私的年金である「iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)」や「企業型DC」に関しても、いくつか改正が加わることになりました。

4.1 iDeCo加入年齢の上限引き上げ(3年以内に実施)

働き方に関係なく「70歳未満」に引き上げる

  • 現在のiDeCo加入条件
    • 国民年金被保険者
    • 老齢基礎年金やiDeCoの老齢給付を受給していない人
  • 加入可能年齢の引き上げ後
    • iDeCoを活用した老後の資産形成を継続しようとする人
    • 老齢基礎年金やiDeCoの老齢給付を受給していない人

4.2 企業型DCの拠出限度額の拡充(3年以内に実施)

企業型DCで、加入者本人が掛金を上乗せする「マッチング拠出」の上限額を撤廃。事業主掛金の額を超え、拠出限度額の枠を十分に活用できるようにする。

4.3 企業年金の運用の見える化(5年以内に実施)

企業年金の運営状況の情報を、厚生労働省がとりまとめて開示。他社との比較・分析が可能となる。

5. まとめ

本記事では、雇用保険や老齢年金に上乗せで支給される給付金について解説していきました。

該当者は限られていますが、ご自身が対象かどうかは確認してみましょう。
また、これらの給付金は、ほとんどが自ら申請しないと支給されません。

知らないことにより、請求漏れも考えられるため、常に情報アンテナを立てておくことも大切ですね。

国からもらえる年金や給付金だけで、老後ゆとりある暮らしをしていくのは難しい時代です。

投資や保険を活用し、資産形成をしていくことが重要です。自分に合った方法で、将来資金に備えていきましょう。

参考資料

菅原 美優