1. 【しまむら決算】100万円単位の精緻な予想が示す「手堅い」業績と予算管理
泉田氏はまず、しまむらの業績の手堅さに注目します。
直近の2026年2月期の実績は、売上高が7000億3400万円(前期比5.2%増)、本業の儲けを示す営業利益が614億8300万円(同3.8%増)、当期純利益が444億6000万円(同6.1%増)と、しっかりとした増収増益を達成しました。
さらに、翌期の2027年2月期の計画では、売上高7291億9300万円、営業利益668億4200万円を見込んでおり、着実な成長シナリオを描いています。
ここで泉田氏がプロの機関投資家として着目したのが、会社が発表した業績予想の「数字の細かさ」です。
「会社が前提としている収益予想モデルがあって、そのモデルに数値を入れるとこの数字が多分会社の中で出てきているんで、それそのまま出してるんだろうね」
通常、上場企業が投資家に向けて業績予想を発表する際は、キリの良い数字に「丸める」のが一般的です。
しまむらは社内での費用コントロールや予算管理が極めて精緻に行われており、売上さえ予測通りにいけば、利益も確実に計画通りに着地させられるという強い自信を持っているのです。
単価の低い商品を数多く売るビジネスだからこそ、1円単位の緻密な管理が徹底されていることが、この業績予想の数字から読み取れます。
