3. まとめ

働く二人以上世帯の貯蓄額は平均で1579万円に達する一方、中央値は947万円にとどまっており、同じ勤労者世帯でも資産状況には大きな開きがあることがわかります。

高額の貯蓄を持つ世帯が全体の平均を押し上げている一方で、住宅ローンや教育費、日常の支出負担から、十分に貯蓄を増やせていない世帯も少なくありません。

また、月間収支を見ると、どの年代でも勤労世帯は黒字を確保しているものの、年齢が上がるにつれて手元に残る金額は小さくなる傾向が見られます。

加えて、消費支出はすべての年代で増えており、物価上昇が家計に与える影響も無視しにくい状況です。

安定した収入がある世帯でも、貯蓄のしやすさは一律ではありません。

平均額だけで安心せず、自分の家計ではどれだけ残せているのかを確認しながら、無理のない形で資産形成を進めていくことが大切です。

参考資料

加藤 聖人