黄昏の日の丸太陽電池、もう結晶シリコンでは勝てない タンデム型、ペロブスカイトは救世主になるか 2019.07.08 07:00 公開 執筆者電子デバイス産業新聞 日本の太陽電池(PV)メーカーの影が一段と薄くなってきた。2018年における日本企業のPVモジュール出荷量の総計は約3.2GWだったが、これは出荷量トップの中国Jinko Solarの3分の1以下に過ぎない。ここまで出荷量が少なくなると、当然ながらグローバルの出荷競争からは完全に脱落しており、しかも生産量は年々減少している。価格や販売量で勝負できないPVビジネスにおいて、日本メーカーはどのような戦略で生き残りを図ろうとしているのか。 記事の続きを読む 1/4 画像と一緒に記事を読む 関連記事 東芝が狙う次世代太陽電池、ペロブスカイトやタンデム型を商業化 東芝が次世代太陽電池(PV)の技術開発を加速している。世界中で開発競争が激化するペロブスカイト太陽電池(PSC)については、NEDOプロジェクトに参画して実用化研究に取り組んでおり、2018年には700c㎡サイズのフレキシブルPSCモジュールで世界最高効率を達成した。 次世代蓄電池のダークホース、ナトリウムイオン電池 リチウムイオン電池(LiB)に続く次世代蓄電池として、数々の有力技術が開発されている。最も期待がかかるのは全固体電池だ。2019年にも携帯機器や電動車(xEV)などに搭載される計画で、次世代蓄電池の本命とも言われる。一方、海外を中心に密かに注目されている、ダークホース的な存在がナトリウムイオン電池(NaiB)だ。エネルギー密度はLiBと同等、または若干低いものの、資源量が極めて豊富なナトリウムを採用することから、材料コストを格段に下げることができる。すでにNaiBを搭載したEV、電動バイク、定置用電源なども製品化されており、将来的にブレークする可能性がある。 日本電産、車載事業で大攻勢 日本電産が車載事業で大攻勢をかけている。自動車の電動化に伴う需要拡大を追い風に、中核部品であるトラクションモーターの量産を2019年から本格的に開始するとともに、新製品の投入も積極的に進めている。パワーステアリング用やブレーキ用などのモーターも電動化、ブラシレス化の波に乗って販売拡大およびシェア向上を図っている。オムロンから車載事業の買収を決め、M&Aによる成長の上積みにも着実に手を打つ。20年度の売上高1兆円の目標(厳密には7000億~1兆円のレンジを設定)達成に向けて急拡大を進め、その先のさらなる成長を目指した事業強化に余念がない。 村田製作所、19年度営業利益は18%減予想 積層セラコンの在庫調整長引く、価格下落と操業度損も影響 2018年太陽光発電10大ニュース-FITは限界、注目は水上PV 補助金カット、貿易摩擦など課題は多いが成長は持続 LIMOをGoogle検索のお気に入りに登録!詳しくはこちら→ copy URL