この春から年金生活が始まる方や、すでにご自身の年金で生活をされている方も多くいらっしゃることでしょう。

しかし、物価の上昇が続くなかで「今の年金額だけで、この先の暮らしは大丈夫かしら」と、ふと不安を感じる瞬間もあるかもしれません。

実は、公的年金に加えて、所得などの条件を満たす方が受け取れる「年金生活者支援給付金」という制度があるのをご存知でしょうか。

この記事では、どのような方が対象になるのか、いくら受け取れるのか、そして手続きはどうすればよいのか、といった年金生活者支援給付金の基本を一つひとつ丁寧に解説していきます。

ご自身の状況と照らし合わせながら、今後の生活設計の参考にしていただければ幸いです。

1. 年金に上乗せされる「年金生活者支援給付金」の基本

年金生活者支援給付金制度は、年金を受給している方々の生活を支援する目的で2019年に始まりました。

この制度は、受給要件を満たす対象者に対し、2カ月に一度、公的年金の支給日に合わせて給付金を支給するものです。

年金生活者支援給付金は、受給している基礎年金の種類によって3つに分類されます。「老齢年金生活者支援給付金」「障害年金生活者支援給付金」「遺族年金生活者支援給付金」がそれにあたります。

つまり、それぞれの基礎年金を受け取っており、かつ所得などの要件を満たす方が、この給付金の対象となります。