2. 月額で見る給付水準|どれくらい上乗せされるのか
給付額は物価の動向などをもとに毎年改定されます。2025年度・2026年度の月額は以下のとおりです。
2026年度の引き上げ率は3.2%で、前年度を上回る水準です。老齢年金生活者支援給付金の基準額は月額5620円となり、満額受け取れる場合の年額は約6万7000円になります。
ただし、「基準額イコール受給額」ではない点に注意が必要です。実際の支給額は国民年金保険料の納付済期間に応じて個別に計算されるため、納付期間が短い方は基準額を下回ります。自分の受給額が気になる場合は、年金事務所への問い合わせか、ねんきんネットでの確認が確実です。
物価上昇が続くなかでの引き上げとはいえ、この給付金はあくまで年金本体への「上乗せ」に過ぎません。月数千円の給付金だけで生活費の値上がりをカバーしようとするのには限界があります。給付金を加えた月々の収入合計を起点に、固定費・変動費の両面から家計全体を見直すことが、生活水準を守るための本質的なアプローチです。
