3. 貯蓄上手と苦手な人の違いとは?老後資金を形成する4つの習慣
老後資金を着実に準備できる人と、なかなか貯蓄が増えない人との間には、どのような違いがあるのでしょうか。
ここでは、貯蓄上手な人に共通する4つのポイントを解説します。
3.1 1. 具体的な目標から逆算した計画性
貯蓄ができる人の多くは、まず自分自身の資産状況を正確に把握しています。
その上で「老後にどのような生活を送りたいか」「そのためにはいくら必要か」という具体的な目標額を設定し、そこから逆算して計画を立てています。
例えば、「65歳までに2000万円」といった目標を立て、達成するために「毎月5万円を積み立てる」など、具体的な行動計画に落とし込んでいることが特徴です。
3.2 2. 意志力に頼らない「先取り貯蓄」の仕組み化
貯蓄を成功させる鍵は、意志の力に頼りすぎないことです。
貯蓄上手な人は、給料が振り込まれたら、まず決まった額を貯蓄用口座に移す「先取り貯蓄」を実践しています。
財形貯蓄や積立投信など、自動的にお金が積み立てられる仕組みを活用することで、「残ったら貯蓄する」という考えから脱却し、無理なく着実に資産を形成していくことが可能です。
3.3 3. 新しい制度やサービスへの柔軟な対応力
お金に関する制度やサービスは、時代とともに変化します。
例えば、iDeCo(個人型確定拠出年金)や新NISA(少額投資非課税制度)といった税制優遇制度が登場し、以前よりも効率的に資産形成しやすい環境が整っています。
貯蓄上手な人は、こうした新しい情報を積極的に収集し、自身のリスク許容度の範囲内で新しい制度やサービスを柔軟に活用しています。
3.4 4. 定期的な支出の見直しと「捨てる」勇気
貯蓄を増やすには、収入を上げることだけでなく、支出を管理することも同じくらい重要です。
特に、利用頻度の低いサブスクリプションサービスや、ライフステージの変化によって保障内容が合わなくなった保険などは、定期的な見直しの対象となります。
なんとなく続けている習慣や惰性での買い物をやめ、本当に必要なものだけにお金を使う意識が、貯蓄体質の基礎をつくります。
特に、子どもの独立など生活が変化する50歳代は、家計をダウンサイジングする良い機会といえるでしょう。
4. 物価高に備え、今からできる老後資金対策
物価上昇が家計を圧迫する現代において、老後資金を計画的に準備していくことの重要性はますます高まっています。
まずはご自身の家計状況を把握し、お金に関する情報収集から始めてみてはいかがでしょうか。
※当記事は再編集記事です。
参考資料
- 帝国データバンク「『食品主要195社』価格改定動向調査 ― 2026年4月」
- 総務省「家計調査報告 家計収支編 2025年(令和7年)平均結果の概要」
- 金融経済教育推進機構「2025年家計の金融行動に関する世論調査」
- 厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- LIMO「【70歳代の平均貯蓄額】世帯別に「中央値」も一覧表でみる「貯蓄を持っている人」「貯蓄を持っていない人」の違い4つ」
マネー編集部貯蓄班