年収1000万円を投げうって手に入れた田舎暮らし~ブルーベリー農園オーナーへの道

出勤すれば緊張感のある仕事に追われ、帰宅後には子供たちのお世話、育児に悩む妻の話し相手などなど…。もともと生真面目で責任感の強い雅行氏は、すべてを背負い込んで不眠に悩まされるように。

見かねた妻の「キツかったら、仕事辞めてもいいよ」という言葉で肩の荷が下りた雅行氏は、仕事を辞める決心をし、のちにブルーベリー農園を開きたいと打ち明けたそうです。

「仕事をやめてもいいよ」とは言ってみたものの

:「仕事を辞めてもいいとは言ったものの、本当に夫が仕事を辞めたときには、これからの生活どうしよう?って、焦りはありましたよね。産まれたばかりの娘と、まだまだ手のかかる息子もいますし、私が働くとなっても保育園代とかね…」

農業の知識や経験もまったくなかった

:「いやね、それまで、農業の経験もまったくなければ、知識やツテなんかもまったくなかったわけですから、夫からブルーベリー農園の話を聞いたときには本当に驚きました。それで私、すぐに有機栽培の学校に行きましたもん。イチから勉強しました。学校行って、帰ったら子供たちの面倒見て…って、毎日、記憶がないぐらい大変でした…(笑)」

稲穂を手に微笑む妻  資料提供:ブルーベリーヒル淡路

「田舎ならスムーズに土地が借りられる」は大間違い

土地探しは雅行氏が行っていたそうですが、早々に壁にぶつかります。妻が、スマホに保存された写真を見せながら、そのときの状況を説明してくれました。

開墾前の風景(資料提供:ブルーベリーヒル淡路)


:「田舎なら土地も広いし、まとまった土地をすぐに借りられそうなイメージがありますよね? でも、実際は全然違いました。いろんな人が、ちょこちょこと土地を所有しているんですよね。だから結局は、全部で5人の地権者の方から土地を借りている状態です。でも、おおらかで親切な人ばかりだったので、時間はかかりましたが広い土地を借りることができました。

ただ、借りられた土地は、10年放置された耕作放棄地※だったので、開墾からのスタート。気が遠くなる思いでしたね。まぁ、そう言いながら結構楽しんでいるんですけど(笑)」

※耕作放棄地:1年以上農作物が作付けされず、数年内に作付けする予定もない土地のこと。農地とは地目ばかりで、原野化している土地も多い。

そして開墾が始まった

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3人の子ども(21歳・17歳・8歳)のシングルママ。
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