4. 富裕層を目指すために、まずは自身の立ち位置を確認しよう!
ここまで、富裕層ピラミッドのデータと、年代別・世帯別のリアルな貯蓄額(中央値・平均値)について見てきました。
純金融資産が1億円を超える「超富裕層+富裕層」は全体の約3.0%に過ぎず、多くの人にとっては遥か遠い存在のように感じるかもしれません。
また、年代別の「中央値」を見ると、毎月の生活費や教育費の支払いに追われ、なかなか貯蓄が増えていかない現実も浮き彫りになりました。
しかし、初めから1億円の壁を越える必要はありません。
まずはご自身の年代の「中央値」をクリアすることを最初の目標にし、次に「平均値」、そして資産3000万円の「アッパーマス層」、5000万円の「準富裕層」へと、少しずつ階段を上っていくことを目指す選択肢もあるでしょう。
近年は、NISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)など国の税制優遇制度が充実しています。
ただし、資産運用は利益が期待できる一方で、価格変動リスクや元本割れするリスクなどが伴うことをよく理解しておくことが大切です。
富裕層と呼ばれる人たちのなかには、早い段階から家計を見直し、時間を味方につけてコツコツと積立投資を行ってきた人もいるでしょう。
まずは現在の収入と支出のバランスを正確に把握し、家計やライフスタイルに合った方法で資産形成を目指してみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 株式会社野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層・超富裕層は合計約165万世帯、その純金融資産の総額は約469兆円と推計」
- J-FLEC(金融経済教育推進機構)「2025年家計の金融行動に関する世論調査」
苛原 寛