「年金の家族手当」と言われることもある「加給年金」は、所定の配偶者や子どもがいる場合、老齢厚生年金へ上乗せされます。これから年金を受ける人の中には、「自分はもらえるの?」「いつまで受け取れる?」などの疑問を感じる人もいるでしょう。

本記事では、加給年金の仕組みや受給条件、受給金額について解説します。手続き方法や加給年金がもらえないケースも紹介しますので、将来の年金受給に備えて確認しておきましょう。

1. 【加給年金】厚生年金20年以上の加入者に「生計維持の配偶者・子ども」がいる場合

加給年金とは、厚生年金に20年以上加入した人に「要件を満たす配偶者や子ども」がいる場合、老齢厚生年金に上乗せされる加算金です。加算対象となる年金は、65歳以上で受給する老齢厚生年金で、64歳までに受給する「特別支給の老齢厚生年金」に対しては加算がありません。

「要件を満たす配偶者や子ども」とは、厚生年金20年以上加入者に「生計を維持されていた」以下の人です。

  • 65歳未満の配偶者
  • 18歳到達年度の末日(一般的には高校卒業)までの子ども
  • 20歳未満で、障害等級1級または2級に該当する子ども

障害等級については、所定の診断書を提出して判定されます。

生計維持されていたかどうかは、「同居している(別居だが仕送りを受けている)」「前年の年収が850万円未満」などで判断されます。