5. 夫婦の合計年金月額を「働き方別」で比較
先に紹介した「標準的な夫婦世帯で約47万5000円」という年金額は、会社員として40年間就業した夫と、専業主婦などで厚生年金の加入歴がない妻の世帯を想定したものでした。
夫婦の年金受給額は、それぞれの働き方によって大きく異なります。
ここでは、厚生労働省のデータが示す平均年金月額をもとに、夫婦の働き方別の年金額をチェックしてみましょう。
ケース1:夫婦ともに会社員または公務員として働いていた場合
- 夫の厚生年金月額:16万9967円
- 妻の厚生年金月額:11万1413円
- 夫婦の合計年金月額:28万1380円(1回あたりの支給額56万2760円)
ケース2:夫婦ともに自営業者(厚生年金の加入歴なし)として働いていた場合
- 夫の国民年金月額:6万1595円
- 妻の国民年金月額:5万7582円
- 夫婦の合計年金月額:11万9177円(1回あたりの支給額23万8354円)
上記2つのケースを比較すると、夫婦の年金月額には16万円以上の差があります。
夫婦ともに国民年金のみを受け取る場合、毎月約12万円の年金で生活しなければなりません。
生活費としては不足する可能性が高いため、現役時代から相応の貯蓄をすることや、退職後も働く選択肢を持つことなどが求められます。