2026年4月13日から19日は「科学技術週間」です。
「科学技術週間」は、科学技術について広く一般の方々が理解と関心を深め、日本の科学技術の振興を図ることを目的として昭和35年2月に制定されました。
毎年4月18日の「発明の日」を含む1週間(月曜日に始まり日曜日に終わる)は「科学技術週間」と定められています。
また、この期間にあわせて文部科学省が毎年発行する「一家に1枚」ポスターは、2005年の第1弾発行から20年以上の歴史を刻んできました。
そこで本記事では、記念すべき10枚目の「動く!タンパク質」(2014年度)のポスターについて、その内容を詳しくご紹介します。
なお、このポスターは、一般社団法人 日本生物物理学会からの提案が採用されました。選考委員会のメンバーは、石井雅幸さん(大妻女子大学家政学部児童学科准教授)、北村文昭さん(科学ジャーナリスト)、森田由子さん(日本科学未来館 科学コミュニケーション専門主任)、湯本博文さん(学研科学創造研究所所長)です。
※投稿の画像は【写真】をご参照ください。
1. 【一家に1枚「動く!タンパク質」】タンパク質の謎に迫るポスターが登場
今回ご紹介するのは「動く!タンパク質」ポスターです。
『一家に1枚』シリーズポスターの第10弾である「動く!タンパク質」は、われわれが生きるために欠かせないタンパク質について説明するポスターです。
ポスターの見どころについて詳しく解説します。
1.1 「動く!タンパク質」ポスターの見どころ①:タンパク質とは何かをわかりやすく解説
ポスターでは、「タンパク質」について詳しく説明しています。私たちの体は、目、脳、心臓、筋肉などのさまざまな器官から構成され、多数の細胞から成りたっています。
その細胞の中では膨大なタンパク質が役割を持って働き、細胞の生命活動を支えています。
生きるために必要なタンパク質ですが、三大栄養素の一つとしてなじみのある存在ながら、細胞の中のタンパク質の「動き」について詳しく知っている人は少ないでしょう。
細胞の中でタンパク質は、栄養を運ぶ、エネルギーをつくる、刺激に応答するなどさまざまな機能を発揮します。
タンパク質はその形にあった個性的な動きをみせ、機能を発揮する上で非常に重要な役割を果たすのです。
このポスターでは、そんなさまざまな動きをするタンパク質の仕組みを、イラストなどを使ってわかりやすく解説しました。
1.2 「動く!タンパク質」ポスターの見どころ②:タンパク質の働きをより詳しく知るために図を使って解説
タンパク質の動き方は複雑で精巧な機械のようです。
タンパク質は栄養素としての静的なイメージがありますが、ポスターを見ることで、細胞の中で働く小さな機械としての動的なイメージを持ってもらうことを目的としています。
小・中・高校生には、科学リテラシーの中でも最も重要な項目の一つ「タンパク質は食べたら栄養であるが、細胞の中では働く分子機械である」という理解を、このポスターを通じて広めて欲しいと考えているそうです。
1.3 「動く!タンパク質」ポスターの見どころ③:タンパク質を身近に感じられるように見やすいデザインや工夫で紹介
タンパク質の動きのおもしろさをポスターで伝え、さらに最先端の顕微鏡技術を駆使して撮影された美しい写真を多数掲載。
めったに見る機会のないタンパク質構造や細胞の様子が、美しい画像で見られる貴重なポスターです。
また、世間で関心の高いiPS細胞(人工多能性幹細胞)を詳しく解説する一方で、タンパク質をキャラクター化したイラストで描き、子どもでも楽しく見られるポスターになっています。
いかがでしたでしょうか。
「動く!タンパク質」は、詳しく知らない人が多いタンパク質の動きについて、わかりやすく解説する貴重なポスターです。
ポスターは、文部科学省の「一家に1枚」ホームページからダウンロードできるようになっています。
ぜひ印刷して掲示し、眺めて、学んで、科学のたくさんの魅力を発見してみてください。

