- 「国策」の視点でチェック!
- 「昨日の終値」チャート分析
- 「株主還元」の視点でチェック!
桜のつぼみが膨らみ、新生活への準備が進む3月。投資の世界でも「3月末の配当取り」に向けた動きが活発になっています。そんな中、日本を代表する鉄鋼王者・日本製鉄の「赤字転落」というニュースに驚いた方も多いのではないでしょうか。
今回は、最新の決算データと国策の視点から、今の日本製鉄が実は「絶好の仕込み時」なのか、その真実に迫ります。
※記事中で記載の株価は全て終値となっています。
※株式分割の影響は全て遡及修正して株価を調整しています。
1. 【日本製鉄(5401)】《国策》GX・資源・脱炭素を支える世界トップクラス鉄鋼メーカー
政府が推進する「17の戦略分野」において、日本製鉄は複数の重要テーマを牽引する中核企業です。
17の戦略分野

特に「資源・エネルギー安全保障・GX」では、高炉から電炉への転換投資などに8687億円を投じ、GX推進法の政府支援事業(上限2514億円)に採択されています。また、「マテリアル(重要鉱物)」分野における海外の鉄鉱石・原料炭の権益取得や、需要拡大が見込まれる「防衛・国土強靱化」分野への貢献など、まさに“国策銘柄の中核”といえる事業展開を行っています。
1.1 2025年6月「米USスチール」の買収完了
日本製鉄の収益力は、世界鉄鋼メーカーの中でもトップ水準にあります。「新技術立国・競争力強化」の体現として、2025年6月に完了した米USスチールの買収を通じて「グローバル粗鋼1億トン体制」の構築を目指しており、日本の高度な鉄鋼技術を世界の巨大市場へ展開する圧倒的な規模と技術力が最大の強みです。
2. 【日本製鉄(5401)】株式分割で「少額投資」可能。3月27日の終値はいくら?
3月27日(金)の終値は597.1円(前日比+1.1円、+0.18%)と底堅く推移しています。
- 株価(終値):597.1円
- 高値:601.7円
- 安値:594.1円
- 出来高::33,798,100株
- 時価総額:3,208,597百万円
- 配当利回り:4.02%
2.1 今なら6万円前後で購入できる株価!
2025年10月に実施された「1株から5株」の株式分割により、投資のハードルが大きく下がりました。現在、最低投資単位(100株)でも6万円前後からの投資検討が可能です。かつては30万円近い資金が必要だった同社株ですが、分割によって少額から資産形成に組み込みやすい銘柄になったといえます。
3. 【日本製鉄(5401)】株主還元の視点で見る!優待権利確定「3月・9月の月末!」
最後に、日本製鉄(5401)の業績推移を確認しましょう。
3.1 3つのポイントで業績チェック
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売上は+10.7%増の7.25兆円と拡大するも、利益は大幅減益
→ 事業利益3561億円(▲37%) -
最終損益は赤字(▲208億円)
→ USスチール買収に伴う一過性の「事業再編損(約2490億円)」を計上したことによるもの -
財務は拡大するもレバレッジ上昇
→ 総資産14.4兆円に増加、自己資本比率は49.2%→36.8%へ低下
最終損益は208億円の赤字となりましたが、これはUSスチール買収に伴う一過性の「事業再編損(約2490億円)」を計上したことによる会計上の数字です。一方で、本業の規模を示す売上高は前年同期比10.7%増の7.25兆円と着実に拡大しており、買収を通じた「世界1億トン体制」への先行投資局面といえるでしょう。
3.2 安定したインカムゲイン期待「年間配当24円」下限設定
株主還元にも積極的で、中長期計画において「年間配当24円(分割後)」の下限を設定しています。これにより、安定したインカムゲインが期待できます。
また、2026年3月から株主優待制度が見直され、製鉄所の「工場見学会」招待枠が拡大されました。対象は、毎年3月末・9月末時点で5000株以上保有する株主です。


