3. 今からできる相続の準備
半数以上が子どもに財産を残したいと考えていましたが、相続に向けてどのように準備をすれば良いのでしょうか。
ここでは、今からできる相続の準備のポイントを解説します。
3.1 資産の内容を整理する
まず、保有している資産の内容を整理するところから始めましょう。
預貯金や不動産、株式などの有価証券といった資産の状況を正しく把握することが大切です。
保有資産の状況が明確になっていると、相続時の手続きがスムーズに進み、遺産の分割もしやすくなります。
一方で「資産がどれくらいあるか分からない」という状況だと、遺族の間でトラブルになる可能性があります。
「どういった資産を持っているのか」「どれくらいの金額なのか」を明確にしておきましょう。
3.2 家族と十分にコミュニケーションを取る
相続は遺族同士でトラブルに発展するケースが少なくありません。
遺族間で争いを避けるためにも、生前からしっかりとコミュニケーションを取っておくことが大切です。
例えば「誰にどれくらい資産を残したいか」「不動産はどのように処分するか」などを家族間で共有しておくと相続時に揉めにくくなります。
生きているうちから相続の話をすることに抵抗がある人も多いですが、トラブルを回避するためには早い段階でのコミュニケーションが必須です。
年末年始やお盆などで家族が集まったタイミングで、相続について話し合ってみましょう。
3.3 遺言書の作成を検討する
遺言書を作成し、事前に財産の分け方を指定するという方法もおすすめです。
特に、不動産がある場合や複数の相続人がいる場合は、遺言書の作成が適しています。
遺言書がない場合、原則として法律で定められた割合に基づいて財産を分割することになりますが、相続人同士の話し合いでトラブルに発展するケースが少なくありません。
遺言書で「誰にどの財産を引き継ぐか」を指定しておけば、相続手続きをスムーズに進めやすくなります。
家族とコミュニケーションを取って財産の分け方を決め、その内容を遺言書に記しておくと良いでしょう。