下の子を妊娠中「性別が上の子と同じだとおさがりがある」と思うかもしれません。わが家も下の子が上の子と同じ「女の子」であるとわかったとき、「新しい服をたくさん買わなくて済む」と思ったものです。
しかし、上の子が小さくなった服を、下の子が着られるようになるまで何年も保管しなければならないデメリットがあります。現在、上の子は110サイズの服を着ていますが、下の子はまだ80です。90、100サイズの服を着られるようになるまで、保管しておかなければなりません。
100サイズの服を着られるようになるのは年少くらいですから、少なくともあと3年は捨てずに残しておく必要があります。こうした「〇年後に着る衣類」が思いのほか場所を取ります。
保管しておくものは衣類だけではありません。まだ歩き始めてもいない下の子のために、上の子が使い終わった三輪車、キッチンに入ってこないように使っていたベビーゲートも保管してあります。
そして、きょうだいの年齢差があるほど保管期間もその分長くなります。トランクルームやクローゼットを整理して、下の子が使用する日が来るのを待つしかありません。
上の子と下の子で年齢差がある方は保管場所の確保を忘れないようにするといいでしょう。
時には買い直しが必要なことも
上の子で不要となったベビー用品を破棄していたら、下の子のために新たに買いなおさなければなりません。
わが家の場合、上の子が3年以上使用していたベビーカーの車輪部分が破損していたのですでに破棄してしまい、買い直しを余儀なくされました。また、自転車で前乗せ用のチャイルドシートも「もう使わない」と思い、店頭で破棄してもらいました。下の子が生まれたため、また買いなおさなければなりません。
とはいえ、買い直しは出費がかさみますが、おさがりばかり使う下の子にとっては、新品を買ってもらえるのはうれしいかもしれません。
メリットもいっぱい、年の差育児
年の差育児は苦労することばかりではありません。「上の子が下の子を手伝ってくれる」というメリットが知られていますが、年齢差があるほど手伝ってくれることが増えますし、赤ちゃん返りの心配もありません。
下の子の成長を一緒に喜んでくれるところも大きなメリットです。寝返りに成功したときは、パパやママと上の子も一緒に喜びますし、ハイハイがうまくできないときは「はやくできるようになるといいね」と成長を一緒に願うこともできますよ。
まとめ
年の差きょうだいのデメリットと言えば「育児をもう一度繰り返すようなもの」や、「きょうだいであまり一緒に遊ばない」といった点は一般論として知られています。しかし、年の差きょうだいを育ててみて実際に感じたデメリットもあったため、ご紹介させていただきました。
今後、年の差のあるきょうだいを育てる予定のある方はぜひ参考にしてみてください。
林 加奈