日本を代表する総合電機メーカーである日立製作所。かつては「何でも作っている巨大企業」というイメージが強かった同社ですが、ここ数年で株価が大きく上昇し、株式市場から熱い視線を集めています。

日立製作所の株価が市場平均(TOPIX)を大きく上回って上昇し始めたのは、2021年から2022年頃にかけてのことです。それまで長らく株価が冴えなかった巨大企業に、一体何が起きたのでしょうか。

YouTubeチャンネル「イズミダイズム」では、元機関投資家の泉田良輔氏が、日立製作所の決算データやキャッシュフローの動きから、株価急騰の背景と今後の展望について詳しく解説しています。

本記事では、動画内で語られた泉田氏のプロならではの分析を基に、日立製作所に何が起きたのか、そして投資家は次にどのようなポイントに注目すべきなのかを分かりやすくご紹介します。

この記事のポイント

  • 過去10年にわたる大規模な事業売却とABBからの事業買収が株価上昇の原動力となった
  • 営業キャッシュフローは大幅に増加しているものの、現在は新たな投資に消極的なシグナルが見える
  • 利益の大半をエナジー事業(パワーグリッド)が稼ぎ出しており、次なる成長投資の有無が今後の焦点となる