日本はだんだん不幸になっている!? 世界幸福度報告2019に見る日本社会の姿

幸福度ランキングは次の8項目を点数化して総合的に算出されています。基本的にはイエス/ノーの二者択一の答えから集計されて計算されています。

(1) プラス効果: 毎日楽しく過ごしているかどうか。
(2) マイナス効果: 毎日心配して過ごしているのか。
(3) 社会的支援: 困った時に周りに助けてくれる人がいるかどうか。
(4) 自由度: 人生の選択肢が自由かどうか。
(5) 汚職度: 社会や企業に汚職が蔓延しているかどうか(ランクが高いほど汚職は少ない)。
(6) 寛容度: 寄付をしているかどうか。
(7) 1人当たりGDP: 世界銀行による同値。
(8) 健康寿命: 世界保健機構による同値。

たとえば、幸福度ランク世界第1位のフィンランドの各項目順位はこのようになります。

(1)プラス効果: 41位
(2)マイナス効果: 10位
(3)社会的支援: 2位
(4)自由度: 5位
(5)汚職度: 4位
(6)寛容度: 47位
(7)1人当たりGDP: 22位
(8)健康寿命: 27位

一方、58位の日本の各項目順位はこのようになります。

(1)プラス効果: 73位
(2)マイナス効果: 14位
(3)社会的支援: 50位
(4)自由度: 64位
(5)汚職度: 39位
(6)寛容度: 92位
(7)1人当たりGDP: 24位
(8)健康寿命: 2位

フィンランドと日本を比べてみると、日本はこんなイメージになるでしょうか。

===
日本では毎日プラス思考で過ごしている人が少なく、マイナス思考に陥る人が多い。いざとなっても周りに頼れる人は少ない一方で、社会の仕組みがやや窮屈で、汚職もそれなりに発生し、積極的に寄付をする人は少ない。ただし、個人は平均以上に稼いでおり、健康面も問題なくみんな長生きしている。
===

どうでしょう、当たらずとも遠からじといったところでしょうか。

年々下がっている日本の幸福度ランキング

個人的にはこのレポートの結果に一喜一憂する必要はないと思ってますが、日本の幸福度ランキングは年々下がってきています。

参考記事

ニュースレター

メールアドレスをご登録いただくと、毎朝LIMOの更新情報をお届けいたします。
太田 創
  • 太田 創
  • 一般社団法人日本つみたて投資協会
  • 代表理事

関西学院大学卒。1985年、三菱銀行入行。1988年より約10年間、ロンドンおよびサンパウロで資金為替・デリバティブ等の運用、投資信託の管理業務に携わる。
その後、2000年からシティグループ(米)、UBS(スイス)、フィデリティ(米)、GCIにおいて投資信託のマーケティング・商品企画を統括。現在は一般社団法人日本つみたて投資協会・代表理事。
主要な著書には、『ETF投資入門 』(日経BP 2008年)、『お金持ち入門』(実業之日本社 2015年 共著)、『毎月3万円で3000万円の「プライベート年金」をつくる 米国つみたて投資』(かんき出版 2019年)などがある。