仕事を続けていきたい、でも結婚も出産も子育てもして、仕事とプライベートを両立したいという人もいると思います。課題が多い日本社会ですが、女性がキャリアを築いていくためにはいくつかのコツがあります。そこで今回は、結婚・出産後も仕事を続けていきたい人が、将来のためにやっておくべきことについて紹介します。

定年までの目標を時系列で書き出してみる

今後キャリアを築いていきたいと思っている場合はまず、時系列で定年までの目標を書き出してロードマップを作りましょう。たとえば、「35歳でグループリーダーに、40歳でマネージャーに、45歳で統括マネージャーになって55歳には役員になりたい」というように、仕事の上での目標を時系列に書き出してみるのです。

そうすることで、今後やるべきことが明確になりますし、いつまでにどういう状況になっていることが望ましいのか、どういうポジションでどんな仕事をしていることが望ましいのかということが見えてくるはずです。

さらに、このロードマップに仕事上の目標だけでなく、プライベートのライフイベントも組み込んでいきます。「30歳から1年半、育休を取得」とか「32歳から子どもが小学校に上がるまで時短勤務」など、特に仕事に絡んでくるようなライフイベントやプライベートの予定も書きこんでいきましょう。また、「海外研修へ行く」とか「MBA取得」などと言った目標を設定するのもいいですね。

こうしてロードマップを完成させてみると、目標が一覧になって見やすく、自分がいま何をすべきかが明確になるはずです。さらに細かく「こういう自分でありたい」「こういう仕事をしていたい」ということも書いてみたり、手帳やいつでも見られるところに貼ったりして常にモチベーションを保ち、やるべきことを考えて行動するようにしましょう。

「できる仕事」をできるだけ増やしておく

育休後、今の職場で仕事復帰するにしても、転職するにしても、「できる仕事」をふやしておくことが重要です。今の仕事が専門性の高いものであれば、業務知識を深めることで高い専門性を持つ人材として重宝されます。また、専門性が高いものでなくてもExcelの知識や分析の手法など、どこへ行っても使えるような知識を身につけることがとても大事です。

会社主催で研修やセミナーを開催している場合には、ぜひ積極的に参加して自分の中に色々な知識を蓄えるようにしましょう。もちろん蓄えるだけでなく、それを使えるようにならないと意味がありませんが、できるだけ会社で身につけられる知識やスキルは積極的に身につけておいてくださいね。働くことで身につけられる知識やスキルというのは実はたくさんあります。ただ何となく仕事をしていてはもったいないですよね。

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