9. まとめにかえて:老後資金のバランスを考える

物価上昇が続くなかで、老後の家計管理の重要性は一段と高まっています。

70歳代・二人以上世帯の貯蓄状況を見ると、資産に余裕のある世帯とそうでない世帯の差は大きく、公的年金だけで生活費をまかなうことが難しいケースも少なくありません。不足分を貯蓄で補う構造は、多くの世帯に共通する傾向といえるでしょう。

その一方で、2026年4月からは在職老齢年金の支給停止基準額が引き上げられ、一定水準までの収入であれば年金を減額されずに受給できる可能性が広がります。働きながら年金を受け取るという選択肢は、これまで以上に現実的なものになっていきます。

制度の変化も踏まえながら、自身の貯蓄や収入見通しを把握し、家計のバランスを見直していくことが、安定した老後生活を支えるポイントになるでしょう。

参考資料

マネー編集部貯蓄班