高齢者が社会の主要な構成層となる段階へと移行しています。
高齢化は、統計や制度の話題にとどまらず、日常生活の中でも実感されるようになってきました。地域や家庭といった身近な場面でも、その変化を感じる機会は少なくありません。
本格的な春を前に寒暖差が大きくなる3月は、体調管理や医療との向き合い方を見直す時期でもあります。現役を退いた後の暮らしにおいて、公的医療保険は日々の安心と家計を支える欠かせない基盤といえるでしょう。
「人生100年時代」と言われる一方で、年金収入だけで生活が成り立つのか、現在の貯蓄でどれほどの期間を支えられるのかといった不安は、多くの人に共通する課題となっています。
本記事では、総務省および厚生労働省が公表する資料をもとに、75歳以上の後期高齢者夫婦に焦点を当て、「生活費」「年金」「貯蓄」の実態を具体的な数値から整理していきます。あわせて、後期高齢者医療制度の概要や医療費の自己負担割合についても確認します。