7. データで見る高齢者世帯の生活実態

高齢者世帯の半数以上は「生活が苦しい」と感じているというデータがあります。

高齢者の生活意識について調査した、厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」を参考に見ていきましょう。

上記調査によると、高齢者世帯の生活意識は以下のとおりです。

7.1 高齢者世帯の生活意識

  • 大変苦しい:25.2%
  • やや苦しい:30.6%
  • 普通:40.1%
  • ややゆとりがある:3.6%
  • 大変ゆとりがある:0.6%

「苦しい」と感じている世帯(「大変苦しい」と「やや苦しい」の合計)の割合は55.8%に達しています。

また、「普通」と答えた人よりも生活が「苦しい」と感じている人のほうが多い状況です。

8. まとめ:自分の年金見込額を把握し、早めに老後資金の準備を

老後に受け取る年金額は、現役時代の働き方によって一人ひとり異なります。特に厚生年金は、加入期間や収入が受給額に大きく影響するため、早いうちから「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」でご自身の見込み額を把握しておくことが大切です。

厚生労働省が公表した「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」によると、公的年金・恩給が収入のすべてである高齢者世帯は43.4%でした。

半数以上の世帯が、年金以外の収入を得たり、貯蓄を取り崩したりして生活している実態がうかがえます。

少子高齢化が進む日本では、将来的に年金の給付水準が調整される可能性も指摘されています。現役世代の方は、公的年金だけに頼るのではなく、計画的な資産形成を進めていくことがより重要になるでしょう。

参考資料

太田 彩子