新生活のシーズンを迎え、家計や資産の状況を見直すという方も多いのではないでしょうか。

2026年1月には厚生労働省から年金額改定が発表され、それにあわせて「ライフコース別の年金目安額」も公表されました。

こうしたデータをもとに、老後に向けた資金計画をいま一度見直してみてはいかがでしょうか。

今回は、厚生労働省が公表した「ライフコース別の年金目安額」の内容や年金受給額を増やす方法をご紹介します。

年金だけに頼らない資金作りのポイントも解説していくので、ぜひ本記事を参考に老後に向けた資金準備を始めましょう。

1. 【2026年度版】65歳になる人の「ライフコース別年金目安額」を紹介

まず、厚生労働省から年金額改定とともに発表されたライフコース別の年金目安額をご紹介します。

ご自身の状況に近いものを参考に、将来受給できる年金の目安額を把握しておきましょう。

1.1 ①:厚生年金期間中心の男性

月額:17万6793円

  • 平均厚生年金期間:39.8年
  • 平均収入:50.9万円(賞与含む月額換算)
  • 基礎年金:6万9951円
  • 厚生年金:10万6842円

厚生年金保険は、主に会社員・公務員が加入する公的年金制度です。

会社員・公務員として長く勤め、厚生年金保険への加入期間が長い男性は、月額17万6793円が年金の目安額になります。

1.2 ②:国民年金(第1号被保険者)期間中心の男性

月額:6万3513円

  • 平均厚生年金期間:7.6年
  • 平均収入:36.4万円(賞与含む月額換算)
  • 基礎年金:4万8896円
  • 厚生年金:1万4617円

国民年金第1号被保険者とは、会社員・公務員(第2号被保険者)やその配偶者(第3号被保険者)に該当しない自営業者や個人事業主などのことです。

厚生年金保険への加入期間が短く、自営業などの期間が長い男性は、月額6万3513円が年金の目安額になります。

1.3 ③:厚生年金期間中心の女性

月額:13万4640円

  • 平均厚生年金期間:33.4年
  • 平均収入:35.6万円(賞与含む月額換算)
  • 基礎年金:7万1881円
  • 厚生年金:6万2759円

厚生年金保険への加入期間が長い女性は、月額13万4640円が年金の目安額となります。

女性は男性と比べ、厚生年金保険への加入期間が短かったり、収入が少なかったりすることから年金受給額が少ない傾向にあります。

1.4 ④:国民年金(第1号被保険者)期間中心の女性

月額:6万1771円

  • 平均厚生年金期間:6.5年
  • 平均収入:25.1万円(賞与含む月額換算)
  • 基礎年金:5万3119円
  • 厚生年金:8652円

国民年金の第1号被保険者としての期間が長い女性は、月額6万1771円が年金の目安額となります。

こちらもわずかに男性よりも受給額が少ないものの、男女でそこまで大きな差は開いていません。

1.5 ⑤:国民年金(第3号被保険者)期間中心の女性

月額:7万8249円

  • 平均厚生年金期間:6.7年
  • 平均収入:26.3万円(賞与含む月額換算)
  • 基礎年金:6万9016円
  • 厚生年金:9234円

国民年金の第3号被保険者は、会社員・公務員(第2号被保険者)に扶養されている配偶者のことです。

パートナーの扶養に入っている期間が長い女性は、月額7万8249円が年金の目安額となります。