日中は汗ばむような陽気の日も増え、庭の植物たちも勢いよく葉を茂らせる季節になりました。

本格的な夏の足音が聞こえ始めるこの時期、庭のレイアウトを見直して、涼やかで洗練された空間にアップデートしてみませんか。そんなときにおすすめなのが、冬の間は静かにお休みをして、時期が来れば再び芽吹く「宿根草」です。

季節の移ろいを感じられるだけでなく、環境さえ合えば植えっぱなしに近い感覚で毎年花を咲かせてくれます。もちろん、きれいに保つには植え付け場所の工夫や夏越しの対策といったちょっとしたコツがいりますが、こまめな植え替えが必要な一年草に比べると、お手入れの手間はグッと軽減されます。忙しい日々の中でも植物との暮らしを楽しみたい方にぴったりです。

今回は、初夏のガーデンをセンス良く彩る宿根草を、参考価格とともにご紹介します。

1. この記事で紹介する、初夏ガーデンにおすすめの宿根草3選

ゲラニウム1/5

青い花を咲かせているゲラニウム

Mariola Anna S/shutterstock.com

  • アスチルベ:ふんわりとした綿毛のような花穂が、梅雨時の日陰を明るくメルヘンチックに彩ります。
  • ゲラニウム:透明感のある可憐な小花をたくさん咲かせ、和洋問わずナチュラルな雰囲気を演出します。
  • エキナセア:すっと伸びた茎の先にスタイリッシュな花を咲かせ、庭に立体感とモダンな印象を与えます。

2. 初夏ガーデンにおすすめの宿根草3選。ローメンテで育てやすい&野趣あふれるたたずまい

一度植えれば季節が巡るたびに芽吹き、美しい花を咲かせる宿根草。その中でも、特に庭のセンスアップに貢献し、初心者の方でも比較的育てやすい3種類の植物を詳しく見ていきましょう。

2.1 梅雨の庭を明るく彩るふんわり花穂「アスチルベ」

ふわふわした花穂が特徴の「アスチルベ」2/5

アスチルベの花。色は白、赤、ピンク

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しっとりとした梅雨の空気、ふんわりと柔らかな質感の花穂で優しく彩るアスチルベ。湿気を好む性質があり、雨に当たっても花が傷みにくいため、初夏のガーデンに欠かせない存在です。

白や淡いピンク、シックな赤など、絶妙なニュアンスカラーが揃っており、庭のテイストに合わせて選ぶ楽しさもあります。主張しすぎない繊細な姿は、和の庭にも洋の庭にも自然に馴染みます。

強い日差しや乾燥を苦手とするため、直射日光を避けた明るい半日陰でのびのびと育ててあげましょう。切り花として部屋に飾っても素敵です。

※参考価格:300円~1000円前後(3号ポット苗)

2.2 透明感のある可憐な小花が魅力「ゲラニウム(フウロソウ)」

透明感のある花を咲かせる「ゲラニウム」3/5

ゲラニウムの花。色は青紫。

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青紫や白、ピンクなどの透明感のある小花を、初夏に向けて次々と咲かせるゲラニウム。和名では「フウロソウ」と呼ばれる植物です。

葉の形にも切れ込みが入った特徴的な美しさがあり、花が咲いていない時期もグラウンドカバーとして足元を上品に演出してくれます。主張しすぎない控えめな佇まいで、どんな植物とも相性良くまとまります。

寒さには非常に強いですが、日本の高温多湿な夏は苦手で、品種によっては夏越しが少し難しいこともあります。梅雨の蒸れや、強い西日による葉焼けを防ぐため、風通しの良い明るい日陰に植え付けるのがポイントです。

※参考価格:400円~700円前後(3号ポット苗)

2.3 スタイリッシュでモダンな花姿「エキナセア」

エキナセア4/5

エキナセア

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すっと立ち上がった茎の先に、中心がぷっくりと盛り上がった印象的な花を咲かせるエキナセア。そのモダンで彫刻的な花姿は、庭に立体感と洗練されたアクセントをもたらしてくれます。

北アメリカ原産の非常に丈夫な植物で、夏の暑さにも負けず、初夏から夏にかけて長く花を楽しめるのが魅力です。花びらが散ったあとも中心部分(コーン)が残り、ドライフラワーのようなシックな姿へと変化していく過程も楽しめます。

日当たりと水はけの良い場所を好みます。縦のラインを強調してくれるため、花壇の後方に配置すると全体がセンス良くまとまります。

※参考価格:400円~800円前後(3号ポット苗)

3. まとめにかえて

今回は、初夏の庭を洗練された空間に引き上げてくれる宿根草を3つご紹介しました。

冬の間は静かにエネルギーを蓄え、季節が巡ると再び美しい花を咲かせる宿根草たち。その生命力あふれるサイクルは、ガーデニングの大きな喜びのひとつです。

日当たりや風通しなど、それぞれの植物が好む環境を少しだけ整えてあげれば、手間をかけすぎずとも毎年庭を彩ってくれます。ぜひ、ご自宅の環境に合うお気に入りの品種を見つけて、心地よいガーデンライフを楽しんでくださいね。

4. 【ガーデニング豆知識】多年草や宿根草の魅力とは?

【ガーデニング豆知識】多年草や宿根草の魅力とは?5/5

多年草や宿根草の魅力

出所:LIMO編集部作成

4.1 多年草や宿根草の魅力

  • 一度植えれば植え替えの必要がなく、ほぼほったらかしで育てられる植物もある
  • ローコスト&ローメンテでガーデニングが楽しめる
  • 年々大きく育っていく喜びを味わえる
  • 毎年決まった時期に花が咲き、季節を教えてくれる

4.2 お庭に取り入れるコツ

  • 開花時期をずらすと、一年中花が咲く庭になる
  • 花色やテーマを統一するとおしゃれな印象に(ホワイトガーデン、ブルーガーデン、ナチュラルガーデンなど)
  • カラーリーフとして楽しめる植物を取り入れると、花が少ない季節も華やかになる