4. 氷河期世代向けのその他の施策
国家公務員の採用試験以外にも、氷河期世代向けの支援策にはさまざまなものがあります。国が公表している「新たな就職氷河期世代等支援プログラム」に記載されている主な支援策は、以下のとおりです。
- 相談対応等の伴走支援
- リスキリング支援
- 家族介護に直面した際の離職防止支援
- 柔軟な就労機会の確保
- 家計改善や資産形成の支援
就労や処遇改善のほか、社会参加や老後生活に向けた支援などが用意されています。
たとえば、ハローワークには、就職氷河期世代が相談できる専用窓口があります。就職はもちろん、職場定着までの支援や生活設計の相談なども受け付けています。このほか、無料の職業訓練である「ハロートレーニング」も有効活用したいところです。
また、公営住宅の供給や金融教育の提供など、日常生活にかかわるジャンルの支援も存在します。こうした支援制度を活用しながら、キャリアやライフプランの選択肢を広げていくとよいでしょう。
5. まとめ
氷河期世代向けの国家公務員採用試験が2年ぶりに再開されるなど、国は氷河期世代の就労・生活支援に取り組んでいます。
合格者数は150名程度、倍率も約16倍と決して簡単になれるわけではありませんが、チャンスや選択肢が広がることで、今後のキャリアプランも立てやすくなるでしょう。
参考資料
- 人事院「2026年度 国家公務員 中途採用者選考試験(就職氷河期世代)」
- 人事院「2024年度 国家公務員 中途採用者選考試験(就職氷河期世代) 実施結果」
- 人事院「2023年度 国家公務員 中途採用者選考試験(就職氷河期世代) 実施状況」
- 人事院「2022年度 国家公務員 中途採用者選考試験(就職氷河期世代) 実施状況」
- 人事院「令和7年 国家公務員給与等実態調査」
- 内閣官房「新たな就職氷河期世代等支援プログラムの基本的な枠組みについて(令和7年6月3日決定)」
- 厚生労働省「中高年の活躍支援」
石上 ユウキ
